勝俣部長の「ため息」4775回・・・・限「界」と言う停止階

5月27日 月曜日

 

            エレベーター停止階ボタン

 

 

  天才老人美しさを求め行く

50年後の悲劇、かも

 

 写真は・・・・天才老人凡句楽(ボンクラ)の住む集合住宅。

 1号棟は、15階建て・・・・エレベーターの乗り降り可能な階数ボタンである。

 3基有って・・・・3基とも全て同じ。

  (2号棟10階建て、EV2基、停止階方式同)

 例えば5階に住む人は、

  ・7階で降り 2階分階段を降りる か

  ・4階で降り 1階分階段を上がる

かになる。

 停止しない2階、3階、5階、6階、8階、9階、11階、12階、14階。

 詰まり・・・・半分以上60%の皆さんは・・・・。

 自分の足で階段の上り下りを、最低でも1階分は、余儀なくされている。

 50年前・・・・購入者全員が、今より50才若かった。

 90才の人は40才、80才の人は30才。

 上り下りの難儀事情

 その大変さを、考え無い事は・・・・無かったろうが?

 90才時の自分が、80才時の自分が・・・・。

 その現実の実感・・・・極端に乏しかったに違い無い。

  ・停まらない階はその分部屋が広い、階段、何とかなるはよ

 とする心理で、打ち消したかも知れない。

 ゆえに全戸がすんなり買求められた。

 事実・・・・今は、天才老人となった勝俣君。

 築10年後・・・・札幌から戻ったときに、中古を求めた。

 年齢40才・・・・全身が意気軒高、恐ろしいほど元気であった。

 偶然にも13階、EV停止階を買いめたのは・・・・。

 EV事情では無い。

 あくまでも金額事情・・・・その多寡であった。

 もしそれ以下の物件があれば・・・・。

 非・停止階・・・・躊躇(タメラ)わずに求めたに違い無い。

★40年後の今、81才に。

 そろそろ杖が必要になる身・・・・。

 何れは・・・・それ以上に厄介な身になる。

 かなりきつい角度の階段を、歩きで、上り下りをせねばならい・・・・。

 思っただけでも・・・・ウムウムウムと。

 50年後の悲劇・・・・見舞われ出している方は?

 年毎、月毎・・・・日毎に増えるのが道理。

 50年前の悲劇の予想・・・・。

 購入者はもちろん、設計者も、建設者も、建築許可した行政機関も・・・・。

 誰もが・・・・実感出来なかったのである。

 有ったのは人間の限界と・・・・言う、思考の停止、だけで有ったのだ。

 つづきます。

 

 

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