6月12日 日曜日
(小江戸 「川越」 蔵の街)
(「単なる水」こそ永遠なるサプリ)
タバコさえ止めれば 健康になれる と言う発想
昨夜久し振りに、学生時代の同じゼミ同期6名が集まった。
勿論「飲み会」以外の、何ものでも無い。
腹回りが100cmに迫る、デブ連がテーブルに並んだ。
多分この6名は、我々世代の縮図と言っていい。
仮に100名集まれば、同じ比率でデブが混ざる筈である。
突然私が、やおらタバコを取り出し火を着けると、5名が一斉に私の方に顔を向けた。
「ええ、お前まだタバコなんか吸ってるのかよ、・・・・」
「信じらねええよ、ダメだな、・・・・ガンになるぞ、・・・・」
「体によくねえだろうに、・・・・」
と来たもんである(まあ反応は予想してた通りであるが)。
聞くと全員が、前は吸ってたけど今は止めたと言う、・・・・場はしばらく、禁煙の成功話に沸いた。
「とにかく お前さんも止めた方がいいよ、・・・・」
以前、「医者と患者のバカの二つ覚え」と題する作文を書いたことがある。
とにかく、体に最も悪いのがタバコ、・・・・お酒は飲んでもいいが、飲み過ぎない事、・・・・これが医者の結論であり、患者も素直に頷(ウナズ)くポイントである。
この指導は、決して間違ってはいない、・・・・イヤ、全く正しい・・・・と思う。
ただ医者も患者も、この二つに特化する余り、・・・・あるいあは固執する余り、他の重要項目が抜け落ちて、・・・・結果として、居並んだデブ同期連のような、「不健康体」を作ってしまうのである。
集まった仲間達は、如何に自分が健康体であるかを、医者の測定数値を羅列しながら誇っている。
内心で私は、そんな「今現在の数値」に固執しているようでは、
「なあ〜に 後5年もしない内に お前さん達の体は かなり暗いものに、・・・・イヤ、ことによったら真っ暗になるぜ、・・・・」
と、・・・・これは僻(ヒガ)みであろうか、・・・・。
「勝っちゃんも 早くタバコを止めろよ〜」と、大きなお腹を揺らせながら、注意してくる優しい仲間達である。
嗚呼〜あ。
つづく。