8月20日 日曜日
東武野田線「岩槻」駅 撮:2023.07
折角、生きてるんだから
電話余興
時折、固定電話が鳴る。
固定電話設置宅・・・・老人宅である事が分かり切ってるハズである。
問題は、独居か複数人生活かであるが・・・・。
相手は、オレオレ詐欺でなくとも・・・・モノが売れる確率が有るから、掛けて来る。
勿論、ソレを承知で出る・・・・承知の上に対応する。
かくすると・・・・1つの電話余興が成立する。
昨日、午後、1時過ぎ・・・・固定電話が鳴る、鳴った。
勇んで出る、余興体制に入る。
「もしもし カ・ツ・マ・タ・ です」
案の定モノ売り・・・・昨日はお墓の販売であった。
「本日は 大変素晴らしい 樹木葬のご案内でして・・・・」
「今 お客様は・・・・」
この「は」を待ち構えて、相手を遮(サエギ)る。
「お墓ですか 既に持ってまして・・・・」
「ハイ 山梨の富士吉田の近くです」
すると毎度、毎度、相手様は、
「それはそれは 遠くて大変ですね」
必ず、こう来る。
「貴女 遠いからこそ いいじゃ無いですか・・・・」
「一泊旅行となりますから しかも富士山方面ですよ」
そして、最後のダメ押しの一言は・・・・。
「墓参りダケ・・・・とても私には考えられませんね」
「遊びが 無くてはね」
ダケと遊びに、やや後ろめたさを感じながら・・・・間違いなく電話は終わる。
ご先祖様・・・・今の時代はコンナンデ、申し訳ございません。
つづきます。
お墓参り 美味しい水を捧げましょう