4月21日 金曜日
折角、生きてるんだから
遠い思い出
*職歴:それまでどう言う職業に就いて来たかの経歴(新明解国語辞典)
勝俣部長・・・・間も無く80才(4月29日)。
その職歴・・・・今までに3つの職業を渡り歩いて来た。
ビン蓋(フタ)屋に24年、飲み屋(パブバー)自営10年、そして真水屋に25年。
占めて59年の人生の旅・・・・1本の線で無理無理に繋ぐとすると・・・・。
水・・・・水に関連する仕事と言えるか。
昭和人(ショウワビト)のあの方(達)なら・・・・見た記憶があるかも知れない。
ビールなどの蓋(フタ)(王冠と言う)・・・・栓抜きを使わずに、自分の歯で開けた人を。
凄い、凄いと周りから喝采されると粋がって・・・・ポンポンと自歯で、何本も開けていた。
勝俣部長と同世代すれば・・・・今や80才かその上、ご高齢である。
今でも、ポンポン船は走り回っているのか・・・・果たしてである。
案外、歯周病などぜ全滅し・・・・昔の面影はいっさら無いかも知れない。
遠い思い出である。
水屋での仕事の事。
店先で小売りする都内の駄菓子屋さん・・・・。
連絡が拙く、夏場、水(ミネラルウォーター)を切らしてしまう。
車に積んであった水を、すっ飛び届けた事がある。
そのとき店先で見た光景。
・おばあちゃん、水1本を含め、日本茶、ウーロンなどペットボトル5本買う
・乳母車型運搬具で運ぶ模様
・買った5本 全部蓋を(キャップを)開けて欲しいと言う
夏場、高温、商品、腐敗の恐れ・・・・私が心配だと言う。
おばあちゃんは言う・・・・。
・だって自分では全く開けられないし、一人住まいよ
・蓋が開かないなら、買う意味無いでしょう
確かに納得です・・・・スミマセン。
その、当時恰好良く、悪く、窘(タシナ)めた勝俣部長・・・・今や80才。
ここ最近、ペットボトルの水を開けるとき・・・・。
その固さに閉口、難儀、困惑、困窮し出して来ている。
*元蓋専門家から言えばキャップを開ける力の管理は(トルク管理)、
一定値である。
我が握力の低下は明白。
あの凄き歯の御仁様、あのおばあちゃん様・・・・そして我が握力の低下・・・・。
今は遠い思い出に居る。
嗚呼・・・・。
つづきます。
蓋をキチンと開けて 水を飲む その難しさよ