勝俣部長の「ため息」4382回・・・・ポンポン船

4月21日 金曜日

 

          下野薬師寺護国寺」 撮:2023.03

 

 

折角、生きてるだから

 遠い思い出

 

 *職歴:それまでどう言う職業に就いて来たかの経歴(新明解国語辞典

 

 勝俣部長・・・・間も無く80才(4月29日)。

 その職歴・・・・今までに3つの職業を渡り歩いて来た。

 ビン蓋(フタ)屋に24年、飲み屋(パブバー)自営10年、そして真水屋に25年。

 占めて59年の人生の旅・・・・1本の線で無理無理に繋ぐとすると・・・・。

 ・・・・水に関連する仕事と言えるか。

 昭和人(ショウワビト)のあの方(達)なら・・・・見た記憶があるかも知れない。

 ビールなどの蓋(フタ)(王冠と言う)・・・・栓抜きを使わずに、自分ので開けた人を。

 凄い、凄いと周りから喝采されると粋がって・・・・ポンポンと自歯で、何本も開けていた。

 勝俣部長と同世代すれば・・・・今や80才かその上、ご高齢である。

 今でも、ポンポン船は走り回っているのか・・・・果たしてである。

 案外、歯周病などぜ全滅し・・・・昔の面影はいっさら無いかも知れない。

 遠い思い出である。

 水屋での仕事の事。

 店先で小売りする都内の駄菓子屋さん・・・・。

 連絡が拙く、夏場、水(ミネラルウォーター)を切らしてしまう。

 車に積んであった水を、すっ飛び届けた事がある。

 そのとき店先で見た光景

  ・おばあちゃん、水1本を含め、日本茶、ウーロンなどペットボトル5本買う

  ・乳母車型運搬具で運ぶ模様

  ・買った5本 全部蓋を(キャップを)開けて欲しいと言う

 夏場、高温、商品、腐敗の恐れ・・・・私が心配だと言う。

 おばあちゃんは言う・・・・。

  ・だって自分では全く開けられないし、一人住まいよ

  ・蓋が開かないなら、買う意味無いでしょう

 確かに納得です・・・・スミマセン。

 その、当時恰好良く、悪く、(タシナ)めた勝俣部長・・・・今や80才。

 ここ最近、ペットボトルの水を開けるとき・・・・。

 その固さに閉口難儀困惑困窮し出して来ている。

  *元蓋専門家から言えばキャップを開ける力の管理は(トルク管理)、

   一定値である。

 我が握力の低下は明白。

 あの凄き歯の御仁様、あのおばあちゃん様・・・・そして我が握力の低下・・・・。

 今は遠い思い出に居る。

 嗚呼・・・・

 つづきます。

 

 

 蓋をキチンと開けて 水を飲む その難しさよ