勝俣部長の「ため息」4182回・・・・丁寧語×省略形

10月1日 土曜日

 

         「武蔵浦和駅」に向かって 撮:2022.09

 

 

 

  折角、生きてるだから

確かに、そんな気も

 

 古い時代の話しである。

 仙台時代の事だから・・・・40年も前の事になる。

 営業の受け持ち範囲が、東北6県・・・・先日の「アイアミフ」。

 北から順に・・・・青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島。

 そう・・・・この山形の、清酒資材の専門問屋さんを、訪問したときの話しである。

  (お酒のビンキャップを売って貰っていた)

 朝一番で訪問したとき・・・・。 

 私に続いて、地元の旧知の取引先の、年配の方が続いた。

 その方の、朝の挨拶にいた。

 勝俣部長の場合は、

  ・おはようございま日本クラウンコルクで、毎度・・・・

となるが・・・・。

 ところが、その方流(リュウ)に言うと、

  ・おはようございました日本クラウンコルクでした、毎度・・・・

 過去形の挨拶になるのだ。

 エエ、エエ・・・・何コレ・・・・不思議さが消えず、長く引っ掛かっていた。

 で、ある日・・・・問屋さんの、私より3つ年下の3代目の社長に聞いて見た。

 答えは意外な事であった。

  ・ああ あれですか アレは丁寧語なんですよ

  ・(当時の)今でも お年寄りは使う人が居るんですよ

 ええ、丁寧語なんですか・・・・。

  ・詳しく言いますと・・・・丁寧語の省略形なんですよ

 ええええええ・・・・丁寧語 × 省略形ですか

 更に食いつくと・・・・いいですか日クラ(日本クラウンコルク)さん(私の事)。

  「私、日クラの勝俣敏彦 只今 朝の挨拶に 参上仕(ツカマツ)りまし

 ホラ、丁寧語でしょう・・・・「」で正解でしょう。

 コレが「す」なら・・・・今から挨拶に今から来るのか、来ないのかボヤけるでしょう。

 殿様を前に・・・・ひれ伏し、頭を畳に額(ヒタイ)を擦り着け、ハハハハハ・・・・。

 朝の挨拶をする勝君がイメージされていた。

 丁寧な挨拶仕様である。

 なるほど、確かに・・・・そんな気もするが・・・・。

 遠い昔の話しである。

 40年も前の出来事である。

 つづきます。

 

 

 山形は松尾芭蕉さんが70日も滞在したところ 水も美味しい