勝俣部長の「ため息」4022回・・・・共通辞世

4月21日 木曜日

 

            「白幡沼」 撮:2022.4

 

 

折角、生きてるだから

 ぎこちない

 

 またまた・・・・「新明解国語辞典」にお世話になる事態が・・・・。

 昨日、言うならば仕事での最後の出張・・・・長野市まで行って来た。

 社長との昼過ぎの待ち合わせ・・・・時間前に着いたため駅近くの椅子に座る。

 取り出したるは、特訓中のスマホ

 ぼそぼそと、ぼそぼそと操作の訓練。

 フト見ると・・・・程ない所に一人の若者。

 どう言う訳か・・・・2つのスマホを同時に操作。

 その手捌き、指捌き・・・・見事と言う外は無し。

 片や・・・・我が指捌きの「ぎこちなさ」。

 そうだ・・・・スマホに拘わらず、何でもかんでも、初心者が感ずる心理か心情か・・・・

 、そのぎこちなさに在り。

  *新明解国語辞典・・・・動作や表現などに自然ならかさは感じ取れない様子。

 ウムウム・・・・分る解る。

 ああ、そうすると・・・・彼の「世阿弥」様の言葉・・・・初心忘るる ベからず・・・・。

 の、正しい理解が・・・・まさにコレ、だ。

 良く聞く・・・・初心のウイウイさを忘れるな、では無い。

 初心は(始め)何を為すにも、「ぎこちない」もんだよ。

 努力してこそ、滑らかさが(巧さが)身に着くもんだよ。

 だから、何事も精進、精進。

 ただ、世阿弥様には申訳無いけんど・・・・この戒めには、年齢制限がある気がしてなりませぬ・・・・。

 老人のスマホ術・・・・イヤ 老人の何事も・・・・その心は・・・・

 永遠なるぎこちなさ・・・・なり。

 下の句は・・・・そのぎこちなさ・・・・短期にて幕を閉じ。

 嗚呼、これぞ共通辞世なり。

 つづきます。

 

 

 水 美味し