勝俣部長の「ため息」2706回・・・・翻訳不能

10月22日 月曜日

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                                      王子「音無橋」下 散歩道 撮:2018.10

 

 

好き勝手に 言いたい放題

  方 言

 

 勝俣部長・・・・上京(イマハ ツカワナイ カ)してから、半世紀を過ぎる。

 山梨弁オンリーから、次第に離れ、今じゃ、意識しなければ山梨弁は使わ(え)ない。

 ところがココ2・3年・・・・先祖帰りと言うか、子供帰りと言うか・・・・。

 いやいや、山梨弁の王御所・・・・螻蛄先生に影響されてか・・・・方言って、良いもんだ・・・・こう思うようになって来ている。

 そして使う度に思うのが・・・・方言にピッタシの「ニアンス、気分、情感、感情」になる言い方は、外に無い・・・・唯一無二の言葉、そう思うのである。

 例えば山梨弁で面倒な事を・・・・「ゴッチョな事」と言う。

    「イマサラ オメントウ ッチョナコトヲ イウナヨ」

    (今頃になって 貴方達 面倒な事を 言うなよ)

 ゴッチョに込められ気持ち(気分)は、単に面倒だ、とも言えない・・・・もうちょっと、相手の気持ちの中に入りながら・・・・やんわりと拒否をする。

 一頃話題になった「コピットしろし(ちゃんとしなさい)」のコピットも、全く

同様・・・・翻訳語は無い・・・・そんな気がする。

 ・ゴッチョは ゴッチョであり

 ・コピットは コピットである

 なのなのである。

 何も山梨弁に限らず・・・・どの地方の方言も・・・・脈々と流れて来た、それぞれの地域の、生活の営みを、飲み込みながら誕生した言葉、に違い無い。

 その言葉をしく言いかえると・・・・そんな事が出来る訳は無い、翻訳不能じゃんな。

 つづく。

 

 

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