勝俣部長の「ため息」4331回・・・・努力の人

2月28日 火曜日

 

           「猿江恩賜公園」 撮:2023.02

 

 

折角、生きてるだから

 言 葉

 

 言葉・・・・同じ様なタイトルで、以前、書いた記憶がある。

 凄く赤っ恥をかいたから・・・・また思い出してしまった(のだと思う)。

 勝俣部長・・・・高校1年生まで居たところが、山梨県鰍沢(カジカザワ)。

 山間(ヤマアイ)の辺境集落・・・・今、限界集落に向かっている。

 多くの家、風呂、電話、テレビ、洗濯機、炊飯器・・・・諸々、何も無かった。

 都会の東京は・・・・遥か虹の彼方。

 高校を卒業すると同時に、憧れの東京に。

 最初に苦労したのが言葉、方言、言い回し。

  「ハンデ メタメタ イナヨデ ゴッチョデゴイス」

 この言い回しに代表される様に・・・・山梨には方言が多い。

 私が最も苦労したのが・・・・デル、と、デキルの使いかである。

 最初に赤っ恥をかいたのが・・・・マンドリン・ギタークラブの先輩。

 こう話し掛けた時である。

  「先輩 ギターが大変お上手ですね・・・・」

 ここまでは順調。

  「そこまでデル様になったのは 何年くらい必要に・・・・」

 すかさず先輩・・・・ギターがデルって、買った先を言うのと・・・・。

 そう、山梨鰍沢・・・・出ると、出来るの使い分けが、出来ないのである。

  ・料理、出来ますか・・・・料理出ますか(配膳になってしまう)

  ・水道、出ますか・・・・水道出来ますか(水道未設置が設置される)

 完全修復までに、どのくらい時間が必用だったのだろうか・・・・。

 山梨を出て60年、今、79才・・・・。

 災害時・・・・水道が出なくなっちゃって、洗濯が出来ないじゃんか。

 チャンと、使い分けが出来るまでに成長したのである。

 努力の人である・・・・大したモンである。

  ・ハンデ食べろし:早く食べなさい 

  ・メタメタ言うな:いつもいつも言うな

  ・イナヨになってしまう:変な具合になってしまう

  ・ゴッチョな事を言うな:面倒な事を言うな

    ・ゴイス:強調語

 つづきます。

 

 

 貴女 ダンス デマすかと声を掛け 水を飲む