勝俣部長の「ため息」2099回・・・・優しさ とは

2月26日 日曜日



好き勝手に 言いたい放題
 5分前の精神


 どうだろうか・・・・あれは30年も前の事である。
 勝俣部長(当時)・・・・現事業に一切関係の無い、新規事業構築のプロジェクトに組み入れられた。
 平易にに言えば、(当時)今やっている営業職をになったのである。
 半ば呆然としながら、様々な会社の見学に行き、一応、見分を広める一貫とした。
  (当時、専門の企画会社が様々な会社訪問企画を立て、募集していた。20社近く見学した)
 総勢30数名の参加者が(一社平均約2名)、大阪梅田の指定された場所に集合し、当日3社の見学に出発した。
 その中の一つ・・・・松下電工グループ(現パナソニック)の工場に着いた。
 係員の誘導で、100名は優に入れる会議室に通された。
 真っ先に目に飛び込んのが、正面の大きな黒板(緑板)。
 右端の上に、
   5分前の精神
 ペンキで(消す事が不可能)かく記されている。
 質疑応答に入ったとき、ハーイと手を上げ、
   「5分前の精神とありますが 会議に臨む心構えでしょうか」
 即座に、
   「まさにその通り が社の精神です」
 昨夜、大学OB会の幹事会が、浦和で18時より開催された。
 30年前に焼き付いた「5分前の精神」は・・・・今や、物の見事に我が肉体に「頭脳化」されている。
 会場に17時50分に入った。
 既に見知って久しい、「れ者連」・・・・と、私が付す烙印者連は、相も変らず、
  「済みません 遅くなりまして・・・・」
 と、反省は微塵も無く・・・・ニコニコとして、席に着いたのでありまする・・・・。
 毎度の、同じ者達の、毎度の反応に、既に腹の立つのを通り越し・・・・コチラも、やや引きつりながら、ニコニコと、反応したのでありまする。
 そう言えば48才で急逝した我がカミさん・・・・毎度、毎度が「10分から15分」遅れの精神であった。
 結婚前に一度諭したら、
  「5分や10分 待てないって 優しく無いのね・・・・」
 逆に諭されてしまった。
 気の弱い小生・・・・内なる心で、
  「バカ 優しさって 待たない事じゃねえか」
とブツブツ・・・・。
 勇気をもって、結婚を止めておけば・・・・遠い昔の風景である。
 5分前の精神・・・・その人の、人間的精神であり・・・・しさそのものである。
 つづく。


 水は 体に最も優しい 飲み物です