勝俣部長の「ため息」977・・・・お盆は 8月

8月8日 木曜日

                             
                                  (風景:「深谷市内」)



手遅れになって 健康を知る
 出る と 出来る


 勝俣部長、・・・・山梨の片田舎から東京に出て来て、50有余年。
 半世紀以上も前の事になる。
 当初、いろいろな事に戸惑いを感じた。
 この季節になると、「お盆」である。
 7月のお盆に馴染めず(別に馴染む事は無いが)、・・・・可笑しなお盆もあるものだ、・・・・そんな感じを持ったものだ。
 ただ何と言っても、一番の戸惑いと言うか、困ったのは、「言葉:方言」である。
 幾つもある(有った)。
 中でも、「出る」と言う言葉と、「出来る」と言う言葉の、使い訳が、・・・・それこそ出来なかった事である(山梨では出無かったとなる)。
 ・ダンスが 出来ますか が 出ますか
 ・ギターを弾く事が 出来ますか が 弾く事が出ますか
 その内、漫才で取り上げらて、山梨に行くとな、
  「今日は 水道が出来なくて 洗濯が出無い」
となるんだよ、・・・・なんかと揶揄されたりもした。
 「裏」と「後」ろの区別も出無く(出来なく)、
 ・早く 自転車の裏に乗れ
 ・それ ハンカチの 後ろ じゃん
などと、・・・・今考えると、可笑しな事を言っていたものである。
 以来50有余年、・・・・お陰様で、「出る」と「出来る」の区別は、出来るようになったし、裏と後ろの使い訳も出来るようになった。
 ただ依然として、馴染めないと言うか、馴染みたくないのが、「お盆」である。
 8月13日、今年も「施餓鬼」の供養に(盂蘭盆会)、山梨に行く。
 幾つになっても盆は、ムッとする暑さの中の、8月に限る。
 そう、大人の場合は、夏休みで無く、・・・・あくまでも、盆休みであるのだ、・・・・
 つづく。


 夏に水・・・・これで いい