10月24日 月曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
タ バ コ
禁煙、禁煙と叫ばれ出して久しい。
愛煙家は、ますます肩身が狭い。
勝俣部長、・・・・実は、相当なヘビースモ−カーであった。
20才少し前から吸い始め、入社し、曲がりなりにも、自分で稼ぐようになってからは、一端(イッパシ)の喫煙家になっていた。
今でもハッキリ覚えているが、常に、ワイシャツの左胸ポケットに1個、背広の両ポケットに1個づつ、計3個のタバコが無いと、不安であった。
そんな煙い煙い生活が、一人の若者の行為で、瞬時にピタリと終わった。
FPプロジェクト(新規事業開発)を引っ張り始めて、直ぐの事だから、それが1982年(昭和57年)であったことは鮮明に覚えている。
ある日、16時ころ、外出先から戻ると、私の机の上に、一冊の本が置かれていた。
「タバコが 一週間で(イヤ、10カカン、カモシレナイ)止められる 方法」
プロジェクトで一番若い、「S君」が置いた事は容易に分かった。
1日に80本近く吸う、私のタバコの煙に、辟易していたからである。
今で言う「受動喫煙」の、被害者であった。
「こんなもの 止めるのに 一週間も 要るかい」
「今直ぐ 止めて やらー」
と、思わず、怒鳴る気持ちを込めて、大声で「叫んでしまった」のである。
16時と言う時間帯と、本を置いた張本人と、その日、一緒に飲んだのが、良かったのである。
酒飲みで、タバコを吸う人なら、誰もが経験するだろうが、・・・・酒を飲んでると、タバコを無性に吸いたくなる。
僅か1時間足らず前に、大きな声で啖呵(タンカ)を切った手前、・・・・舌根っ子の渇く前に、・・・・本を置いた本人を前にして、さすがにタバコは吸えない。
以来、2008年までの26年間、・・・・1本たりとも吸って無い。
では2009年以降は、どうなったかであるが、・・・・実に不思議な現象が、・・・・それは、日を改めて記して見たい。
尚、当時の「S青年」、・・・・今では取締役に昇進し、さる大工場の工場長の要職に就いている。
そして、受動喫煙により「健康を害した」との報も、寄せられて無い。
最近の世相が、ヒステリックに叫ぶほど、タバコの害ってあるのかなと、・・・・なんとなく思ったりもする、この頃である。
つづく。