健康登山の満行者は、ご覧のボードに名前が下がる。(実際は貰い受けた者がネーム板を自分で吊るす)
目を凝らして見ると、「何回目」かを表示した赤い板が節々にある。
1回目の人はその欄に、私のように11回目の人は指定の欄に吊るす事になる。
ミシェランの三星騒ぎ以来、「薬王院」さんもボード板が足りず大変で、拡張に拡張にを強いられている。
まあ、大半が1〜2回の満行者で欄が埋まるのであるが、昨日も記したように、下の写真のように物凄いご仁もいなさるのである。
「僻(ひが)み的」に言うのであるが、100回を目指そうとしておられる猛者(つわもの)さんは、殆どが地元八王子、あるいはその近郊の皆様が多い。
「だ・か・ら・な」などの僻みを以て自分の気持ちを楽にさせようとする私は、誰も誉めはしてくれないが、実にいい性格の持ち主なのだ。
表参道(1号路/メイン登山道)はいつも賑やかだ。
山の気分以上に、神仏の香りが豊かと言えるのかも知れない。
山門をやや下ると、ご覧の通り金一封寄進者の名前がズラリと並ぶ。
寄進額上位から2番目には、地元に居を構える大演歌歌手「北島三郎」さんの名前が輝く。
(名前は毎年新しい寄進者に変わる) (茶屋はどこも満杯だ)
ここからどうだろうか10分も下れば、登りの時には選択に迷う「男坂・女坂」の、言うなれば追分(おいわけ)道に出る。
(左が急階段の男坂。右がなだらかな女坂)
どのみち男坂の階段を段登り切れば、他方女坂を登り切れば合流するから、よしんば仲間と分かれて登っても問題は何も無い。
下りつつある私は勿論、この追分に背を向けて尚も下る。
10分もしない内にケーブルカーの駅、ロープウエイの乗り場に出る。
詳しい数字は分からないが、全登山者の相当に高いパーセントが、どちらかの文明の利器を利用しているに違いない。
然(しか)らば「老若男女」が四季楽しめる・・・・高尾山は間違いなく名山である。
次回をお楽しみにしてください。