勝俣部長の「ため息」4962回・・・・死ぬに、死ねない

12月2日 月曜日

 

        2024 団地、秋の陽だまり 撮:2024.11

 

 

 

 天才老人美しさを求め行く

日本のケジメ

 

 *ケジメ:ハッキリさせるべき物事の区分。道徳や社会的規範に従って行動や態度に表す区別

                                      (スマホ辞典)

 

 日本のケジメなどと・・・・大層な言い方をするが・・・・。

 長男がイギリスに居たころ、何度か彼の国に行った事がある。

 長男・・・・昔の日本でよく見た風景・・・・賄(マカナ)い付き下宿屋さんに住み込んで居た。

 朝夕の2食付き住み込みスタイル・・・・今もあるのだろうか?

 (考えたらとてもいい習慣である)

 私が訪ねると・・・・その家から100mほど離れた、奥さんの実家に泊めて貰えた。

 訪れる度に1つ、とても戸惑・・・・イヤ とても馴染めない風習に出会う(出会った)

 両家とも家だから、英語で言うとハウス。

 チャンとした入口は(関は)有る。

 我々は言われるまでも無く・・・・その玄関で靴を脱ぐ。

 ところが・・・・そのまま部屋に上がって(入って)良いと言う。

 土足厳禁どころか・・・・土足OKなのだ。

 日本の歴然たる土足厳禁・・・・オイラは、結局、馴染む事は出来なかった。

 2度目の訪問から、専用のスリッパを持ち込んだ・・・・!

 日本のケジメは世界に誇れるのだ・・・・鼻息を荒くしたモンだった。

 (ラク)と言う・・・・万人が望む価値観が有る。

 その価値観から言うと確かに・・・・靴を脱ぐと言う作法は、とても面倒である。

 からっきし英語がダメだから残念であるが・・・・!

 この、家の中は土足厳禁とする日本風習・・・・世界的に見て、どう位置付けられのだろうかを・・・・直接、話しあって見たかった、のであるが。

★同時に・・・・社会人に成りたての頃の遠い記憶が蘇った。

 長野県佐久市、名家酒造り屋さん・・・・栓を(キャップを)売り込みに行く。

 塵1つ無い事務室、無駄口1つ無い・・・・厳粛な風景。

 事務室入室は土足厳禁・・・・イヤ ご法度(ハット)。

 行く度に・・・・面倒(感)を味合う。

 家ならば何の抵抗感も無い風習が・・・・。

 事務室なると・・・・何故、抵抗感が生まれるのだ。

 土足厳禁なる風習の理解が付かないままに・・・・年が明ければ82才になる。

 死ぬに・・・・死ねない。

 つづきます。

 

 

 水を飲むしかない