勝俣部長の「ため息」4167回・・・・奉公(ホウコウ)

9月18日 日曜日

 

            「靖国神社」撮:2022.08.14

 

 

  折角、生きてるだから

日本で一番 寂しい歌

 

 勝俣部長・・・・最近でこそ、いっさら覚える事は無いが・・・・。

 小さい頃より、かなりの歌を覚えて来た。

 その証拠は・・・・ユーキャンとかが出す、夥(オビタダ)しい数の日本の童謡など。

 完全では無いが、題名を聞いた(読んだ)だけで、大半が記憶から出て来る。

 最初聞いたとき・・・・意味が分かった訳では無いが・・・・。

 とにかく物凄くしく感じた歌・・・・今でも、一等寂しく感じてしまう歌がある。

         【𠮟られて】

   叱られて 叱られて あの子は町までお使いに

   この子は坊やをねんねしな

   夕べさみしい 村はずれ コンとキツネが 鳴きゃせぬか

 一番の歌詞だけを聞いていると・・・・。

 何とヒドイ親だ・・・・今の「子供車内放置」、「自分パチンコ興」の親と変わらない、

じゃんなと・・・・。

 ところが二番、

   𠮟られて 𠮟られて 口にださねど眼に 二人のおは あの山を

   えてあなたの(彼方の)花の村 ほんに花見は いつの事

 𠮟られて泣いてしまう、涙する、直ちに帰りたいが実家はアノ山の彼方である、

 ここと違い花が一杯の いい村である・・・・。

 一体、いつになったら家に戻れ、花見が出来るのだろうか・・・・こんな情景かな。

 我々の子供の時分・・・・奉公に出る、奉公に出される・・・・があった。

 丁稚奉公(デッチボウコウ)・・・・代表的な4文字言葉である。

  (何となく深大寺螻蛄様が詳しい様に思う)

 しい家の子供は学校に行けず・・・・幼い時から、町の名家(メイカ)に働きに出される。

 この歌詞に登場する、𠮟られた二人の子・・・・。

 自分の親に𠮟られたのでは無い・・・・。

 奉公先の旦那様か、奥様か、あるいは奉公人の先輩に𠮟られた・・・・そんな情景かな。

 子供・車内・封印・・・・親・パチ・興では無いのである(勝君解釈)。

 日本一・・・・サ・ビ・しい歌(歌詞)・・・・今も感ずる。

  *1920年(大正9年)、男性詩人「清水かつら」作詞

 つづきます。

 

 

 𠮟られたら 水で癒す 水は素晴らしい