勝俣部長の「ため息」3804回・・・・柔軟性

9月7日 火曜日

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         「上毛電気鉄道西桐生駅 撮:2021.8

 

 

  折角、生きてるだから

「折角」太り

 

 案外・・・・知らず、知らずの内に使い・・・・角度によっては、脅迫感を与えてしまう

「言葉」がある。

    「折角、何々してあげたのに・・・・」

の「折角」である。

 勝俣部長家(チ)・・・・最盛期、家族4人住まいだった。

 1994年(平成6年)、今から27年前、48才で世を去ったカミさん。

 時効と考え・・・・みっくんママに脅されるのを覚悟で、言うのであるが・・・・。

 今、思えば・・・・この「折角、何々」の達人だった。

 外で出来上がっ食べ物を買わずに、日々、一生懸命にこさえた。

 実に素晴らしかった。

 ただ、ここまでは良いのであるが・・・・。

 この折角が、かなりの頻度で付いて回って・・・・いた様に記憶する。

  ・折角作ったのに それしか食べないの

  ・折角作ったに 食べないの

  ・そんなに 不味い

 家族と言えどもそれぞれに、個人的な事情があると言うもの。

 子供達だって小腹が空けば、友達と幾らか食べたりもする。

 折角様には悪いが・・・・作ってくれた物を、しかも多めの量を、全部消化する体制が、いつもいつも、100%可能な状態とは限らない。

 そこに折角様が来る。

 期待通りに箸が動かない、何と無く不機嫌になる・・・・ややもすると、かなり不機嫌になる。

 と・・・・そこには、無理をしてでも食べる、が、発生してしまう。

 かくして結果・・・・子供共々「ブクブクマン」となってしまった。

 是 折角太りと言う・・・・。

 家庭料理で肝要な事は、鮮度、味、色彩・・・・など、勿論であるが・・・・。

 その前に、一切の強迫性を持たない事・・・・。

 料理研究家の唯一人も言わないが・・・・かく思う。

 カミさん亡き後、引き継いだ勝俣部長・・・・。

 子供たちに・・・・無理して食べるなよ・・・・ソレをベースに、違う料理にアレンジする

構想はあるから大丈夫だと・・・・。

 料理も柔軟性が必要である。

 善き思い出である。

 つづきます。

 

 

 それにしても 日々 水が美味しい 立山です