勝俣部長の「ため息」3584回・・・・狂気の沙汰

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     鬼怒川公園駅 「塔のへつり」シリーズ完 撮:2020.12


1月26日 火曜日

 

 

折角、生きてるだから

  その落差

 

 先日、銀行に行き、女性の行員さんと話をする機会があった。

  ・どんどん 現金化が進む

  ・死んだら本人の親族でさえ 自由な引き出し操作は不可になりつつある

  ・数字の移動だけで 大金でも怖さなど何も感じない

と言う。

 話しをしながら・・・・昭和41年、1966年、55年前、勝君・・・・入社時代を

思い出していた。

 売上金の集金は現金もあったが・・・・専(モッパ)ら小切手、約束手形が主流だった。

 例えば額面「12、000,000円(1千2百万円)」の手形・・・・紙切れ1枚。

 手帳サイズ程度の小さな紙切れ、たったの1枚が・・・・物凄くくて・・・・受け取るや(集金するや)、

  ・肌身離さず

  ・脇目も振るらず

  ・一心不乱になって

会社の経理担当部署に舞い戻った。

 取引先の場所によっては、1日近い仕事となっていた。

 時代は今・・・・入社当時の1日の仕事が、一瞬で、目に何も止まらない。

 操作する若き女子の行員さんや、お姉さま達・・・・怖さとは全く無縁。

 1億円が、スナック菓子を摘まむ程度の作業であろう・・・・。

 ただである・・・・仕事を終え、

  ・プライベートに戻る、イヤ、イヤ

  ・仕事中でも休憩時間などの自分の時間

 近くのコンビニに行く。

 1ポイント、2ポイントに熱狂する。

 私のポイント、ポイント、ポイントは・・・・。

 片や1億円に平気・・・・片や1円に熱し、平時のを失う。

 これを昔は・・・・狂気の沙汰と言い、地獄の沙汰も金次第と、言ったかな、かな・・・・。

 嗚呼・・・・。

 つづきます。

 

 

 静かに水を 飲む