上野「寛永寺」 撮:2020.10
12月11日 土曜日
折角、生きてるんだから
おほうとう(丼)
先日、「ほうとう(食べ物)」を戴いた。
古(イニシエ)の山梨県人なら・・・・ほぼ全員が知る食べ物である。
もっとも、今では土産品として売られている。
白湯(サユ)で、茹で上げしない完全な生(キ)ウドンを、味噌汁に放り込んで煮た、
味噌汁ウドンと思って貰えばいい。
特徴は、前以て茹で上げしないから、小麦粉がそのまま煮込まれる。
片栗粉効果があり・・・かなりドロドロっぽくなる。
そまま次の日まで持ち越すと、固まった(大きな団子)味噌ウドンとなる。
その団子は「おかず」となり・・・・たまに食べるご飯の上に載せて食べたものである。
言うならば・・・・ほうとう丼である。
お米が無い時代の、米に代わる代用食であった。
そう言えば代用食・・・・この言葉も死語だよな。
来る日も、来る日も・・・・学校から帰ると、
「何か無い 俺 腹減ってる」
こう発すると・・・・サツマイモか、ほうとの残りが(塊が)有るよ。
こう返って来る言葉さえ、たまのことで有った。
カボチャのほうと・・・・カボチャとほうとう・・・・今も聞くが、カボチャが入っていれば上等。
味噌汁に麺のみが、勝俣家の常食であった。
その、まあ・・・・当時としては有り難い食べ物で・・・・敬意を表してか、
明治生まれの母親は・・・・おほうとう、と、「お」を付して呼んでいた。
何十年振りかに作って食べて見たが・・・・決して、毎日食べたいモノでは無い。
食べる必要が無い・・・・それだけで、いい時代である。
つづきます。
先日富山に行ったとき、手を加えた水を飲んだが(加工水)
それは水では無かった 飲みたくは無い 飲むなら単なる水