勝俣部長の「ため息」3440回・・・・代用食

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           上野「寛永寺」 撮:2020.10


12月11日 土曜日

 

 折角、生きてるんだから 

 おほうとう(丼)

 

 先日、「ほうとう(食べ物)」を戴いた。

 古(イニシエ)の山梨県人なら・・・・ほぼ全員が知る食べ物である。

 もっとも、今では土産品として売られている。

 白湯(サユ)で、茹で上げしない完全な生(キ)ウドンを、味噌汁に放り込んで煮た、

味噌汁ウドンと思って貰えばいい。

 特徴は、前以て茹で上げしないから、小麦粉がそのまま煮込まれる。

 片栗粉効果があり・・・かなりドロドロっぽくなる。

 そまま次の日まで持ち越すと、固まった(大きな団子)味噌ウドンとなる。

 その団子は「おかず」となり・・・・たまに食べるご飯の上に載せて食べたものである。

 言うならば・・・・ほうとうである。

 お米が無い時代の、米に代わる代用食であった。

 そう言えば代用食・・・・この言葉も死語だよな。

 来る日も、来る日も・・・・学校から帰ると、

   「何か無い 俺 腹減ってる」

 こう発すると・・・・サツマイモか、ほうとの残りが(塊が)有るよ。

 こう返って来る言葉さえ、たまのことで有った。

 カボチャのほうと・・・・カボチャとほうとう・・・・今も聞くが、カボチャが入っていれば上等。

 味噌汁に麺のみが、勝俣家の常食であった。

 その、まあ・・・・当時としては有り難い食べ物で・・・・敬意を表してか、

明治生まれの母親は・・・・ほうとう、と、「お」を付して呼んでいた。

 何十年振りかに作って食べて見たが・・・・決して、毎日食べたいモノでは無い。

 食べる必要が無い・・・・それだけで、いい時代である。

 つづきます。

 

 

 先日富山に行ったとき、手を加えた水を飲んだが(加工水)

 それは水では無かった 飲みたくは無い 飲むなら単なる水