11月22日 火曜日
好き勝手に 言いたい放題
母親の音
一定の年齢に達すれば、多分、誰にも「母親の音」・・・・なる思い出と言うか、感傷的な懐かしさがある(と思う)。
先日の事である。
今にも潰れそうな、川口市の蕎麦屋に入った。
店の新聞を読みながら、待つことしばし。
「トントントン トントントン・・・・」
ええ、この音、ネギを刻む音か・・・・.
予期もせず、まさに反射的に遠い昔の音が甦って来た。
毎朝決まって聞いた音。
母親の作る朝食の音。
一日の始まりの音。
家族6人(両親、長姉、次姉、本人、弟)・・・・囲むちゃぶ台。
年間、年中、毎朝の風景、毎朝の音。
「トントントン トントントン」
懐かしい。
あの音は、何処へ行ってしまった・・・・。
親も子も、猛烈に急かされる時代・・・・。
急かされる精神を、表面的には(表面的だよ)・・・・支える文明の利器・・・・。
利器はブラックボックス・・・・きっと心音が、怪物に、魔物に、吸収されちまったんだな・・・・。
聞こえて来ねええ ハズだ・・・・。
つづく。
冷たい朝 冷たい水 体 温まるから 不思議