勝俣部長の「ため息」2197回・・・・生活指導

4月24日 月曜日



好き勝手に 言いたい放題
実にいい 響き


 独居老人だから感じるのだろうか・・・・。
 イヤイヤ、案外、家族単位で生活していても、感じたりして・・・・。
 先日の朝、仕事に出かける時間に合わせ、生ごゴミを出しに行った(我が地区は火曜と金曜)。
 9時半を回っていたため、ゴミは山を成し、カラス除けの黄色いネットが張られていた。
 ネットを上げ、ポイとゴミを放つ。
 ほぼ同時に年配のご婦人が、勝俣君が上げたネット利用する形で・・・・済みませんとポイ。
 さあ仕事と・・・・団地に背を向けて歩きかけたとき、まさかネット上げのお礼ではないだろうが、会話一つ交わした事の無いご婦人様から、
   「ってってらっしゃい」
の声を聞いた。
 考えたら「行ってらっしゃい」の言葉を聞くなんて、何時(イツ)以来の事件だろうか。
 凶悪犯事件ならぬ・・・・最良事件の感を持つ響きに聞こえた。
 独居老人ばかりでは無く、一人暮らしの皆さんは、この家族生活言葉の、
  ・行ってらっしゃ も
  ・お帰りなさい も
聞くことはねええよな。
 まあ、一人暮らしだから、致し方無いが・・・・家族で住んでいても、コレがないとなると・・・・物寂しさは、ブラックホール化するだろうね。
 思い起こせば勝俣部長の母親・・・・4人の子供に家の手伝いを命じていた。
  ・長姉には 風呂掃除
  ・次姉には 食器洗い
  ・勝俣君には 父親の靴磨きを毎日
 そして傑作だったのは、仕舞っ子の次男には、
   「貴方 まだ小さいから 用事はいいでしょう」
 ただしと、但して、皆に
  ・行ってらっしゃい
  ・お帰りなさい
と、大きな声を発して上げる事を・・・・手伝いとしなさい。
 独居老人の今、誠に的を射る生活指導であった。
 それでは本日は、この辺で、行って参ります・・・・。
 つづく。


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