勝俣部長の「ため息」795・・・・言葉は 力 

1月18日 金曜日

                                       



大切な事(健康)は 手遅れになってから 分かる
  尊 大 人 様 (ソン タイ ジン サマ)


 いい年をして、今頃知ったと言うべきか。
 あるいは、知らないのが当たり前と言うべきか、・・・・は、ともかく、
 尊大人なる言葉に出会った。
 産経新聞に昨年10月より、高杉晋作の自伝「紅と白」が、日々連載されている(関 厚夫 著)。
 105回目の本日は、晋作が「長州藩」を脱藩した件(クダリ)である。
 脱藩の旨、晋作が、父親「小忠太」に宛てた手紙、・・・・
  「この度 国事切迫につき、余儀なく亡命つかまつり・・・・」
この後が続き、最後に、
  「閏八月二十七日 尊大人 様
で終える。
 何だ、この「尊大人様」とは、・・・・。
 そう思う読者の声を先取りしてか、・・・・著者の関さん、この「尊大人」とは、父親に対する尊称だと、注意書を付してくれている。
 始めて知った言葉だ。
 普通、・・・・現に勝俣部長の2人の男の子は、・・・・子と言っても既に40才超と38才だが・・・・私宛に、手紙(メール含)を発信してくるとき、
  ・父上殿
  ・父上様
どちらかの書き出しをする。
 尊大人様と言う言葉が有る事自体、多分、知らないのだと思う。
 千に一つ、本日のこのブログを見て、彼らの所有する語彙の中に、「尊大人」なる言葉を加える事があったなら、・・・・これも、ブログの持つ、「全く変な」、教育的機能かも知れない、・・・・。
 知った以上、一度使って見たい気がするが、残念ながら勝俣部長の父親は、とっくの昔に居ねえ、し、・・・・もし、子供達に使われたら、こりゃあ、これで、勘弁して貰れえてえ・・・・な。
 おいらの力量では、せいぜい「父上」が、お負け付きで、精一杯の所である。
 言葉って、面白い。
 つづく。

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