5月10日 木曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
安売り猛威 もしかしたら 買わされてる の で は
安い事は「最大にして最良」とばかり、世をあげて、安物買い流行(バヤ)りである。
などと、安物買いを考えていたら、久し振りに、急逝(48サイ)した、カミさんの事を思い出した。
存命中のころ、しばしば、帰宅するや、こんな報告を受けた。
「ねえ あなた このスリッパ いいでしょう」
「とても安かったのよね〜 外では買えないわよ」
と、何かに着けて、こんな調子で迫り来るのである。
決まって勝俣部長、こんな言葉で切り返えす。
「安からと言ったって 新品のスリッパの買い置き 外に沢山 あるじゃんか」
詰りカミさんの購買行動と言うか、購買心理は、
・必要なモノだから買う
じゃあ、決して無い。
・安いから買う
のである。
この心理の延長線上に、「かなりの範囲のモノ」が餌食になるから、似たようなモノ、モノ、モノ、・・・・で、部屋中が溢れかえる。
人間、高額なモノを求めるときは、かなり慎重な行動を取るものである。
ところが、低額で、しかも安値感があると、信じられないほど、我を忘れる。
必要があろうが無かろが、一切お構い無しに飛び着く。
よくよく考えると、
・買う
っで無しに、
・まさに、買わされている
のだ。
そして、部屋中、不必要なモノの山となる。
不必要なモノを買うほど、高い買いモノは無い。
こう考えると、・・・・「安売り必ずしも、安く無し」の、公式が成立する。
世の中、うちのカミさんタイプが、案外、多いんじゃあないかい、・・・・。
溢れるほどの、不必要な安モノにうずくまって、・・・・余り、健康的な風景には、見えませんが、・・・・。
つづく。