勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」426・・・・号泣

12月20日 火曜日

                              



(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
      号  泣


 *号泣(ゴウキュウ) : 大声で泣くこと

 昨日、北朝鮮金正日氏が、亡くなったとのニュースを聞いた。
 ニュースは、瞬時に世界を駆け巡った。
 テレビで見る、北朝鮮国民の、泣き崩れる様は、まさに「号泣」そのもである。
 「泣き屋」とか、「泣き組」などの人達がいるとか、いないとか言われるお国だから、下々の民までが、号泣しているかは分からない。
 ただ、お隣の韓国の皆さんを見ていても、災害などに遭遇したとき、号泣する姿をよく見かけるから、国民性の違いが、あるのだと思う。
 号泣で、思いだした事がある。
 パブバーを、営んでいた頃の話である。
 とある証券会社の支店長さんが、函館に転勤する事になった。
 送別会を、私の店でやってくれる事になった。
 証券会社だけに、若い女性も沢山見えた。
 主役の支店長が、挨拶に立った。
 突然、一人の女子社員が、「号泣」し出した。
 そしたら、連座して、女子社員全員が号泣するではないか。
   「へえ あの支店長 こんなに 人気が 有ったんだ  凄え凄え」
と、すっかり感心してしまった。
 と思っていると、・・・・どうだろうか、5分も経たない内に、支店長さんの事は、すっかり忘れたように、カラオケに興じ出したのだ。
 笑いに、笑いコケながらの、大騒ぎがである。
 あの、ハンカチを濡らした号泣は、一体何だったんだろうか、・・・・。
 号泣も、ファッションなのか、・・・・。
 以来「号泣」は、どうも信じられなくなってしまった。
 もししたら、北朝鮮の場合、号泣は「強制的ファッション」かも知れない、・・・・まさか。
 今から48年前、私の母は52才で他界した。
 「押し殺した涙」に、暮れた事を、思いだす。
 押し殺す涙の方が、悲しみを深く、掘り下げてくれる・・・・こう思うのは、年のせいか、・・・・。
 つづく。

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