勝俣部長の健康体質作り・・・・高尾山「健康を体感する」(150)

3月4日 金曜日

                           



(「単なる水」が、あなたを変える)・・・・未開封の段ボール箱


 勝俣部長は、
  ・東京 ⇒ 仙台
  ・仙台 ⇒ 札幌
  ・札幌 ⇒ 東京
と、転勤で3回引っ越しをした。
 引っ越しって、かなり面倒な作業であるが、・・・・3度の引っ越しを通して、唯一、有難い事がある事が分かった。
 それは、手を付けたくても、なかなか付けられないでいた、「荷物の整理」が出来る事である。
 まあ、何処の家も似たようなものだと思うが、家の中って、結構要らない物が多い。
 むしろ不必要な物の「ダラケ」な気がする。
 そんな「ダラケ」を整理する、千載一遇のチャンスが引っ越しである。
 東京から仙台の引っ越しのとき、かなり思い切って捨てた・・・・整理には、この思い切りの精神が実に重要である。
 2年半ほどして、今度は札幌に引っ越しする事になった。
 再度、思い切りの精神で整理していたら、一度も開封して無い段ボール箱が、2個も有る事に気が着いた。
 2年半も開封してない事は、不要な証明である。
 不要である以上、問答無用に捨てればいいのであるが、この箱を開けてしまったのである。
 開けたら最後、・・・・「何れ、必要な時が来る」の精神が、思い切りの精神に勝つ事になる・・・・この精神構図も、どちらさんも似たようなものだと思う。
 そのままテープをして、札幌行きとなった。
 全く同じ事が、札幌から東京への引っ越しの時も起こった。
 恥ずかしながらあの未開封の段ボール箱は、未だに未開封のまま、我が家に何十年もある。
 家の中が、なかなか片付けられないのは、・・・・「何れ、必要な時が来る」の、・・・・一見、まともな精神が「邪魔」するのである。
 ハッキリ言っておくが、「何れ」は年々遠くに霞み、そのまま二度と来ないものである。
    『親父は、どうしてこんな詰らぬ物を後生大事に仕舞っておいたのだろうと、・・・・呆れ顔を、息子達に作らせるだけだ、・・・・。』
 さあ「単なる水」で、二つの未開封段ボール箱に乾杯だ。
 あああ・・・・「何れ」、「何れ」・・・・「何れ」。
 つづく。

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