勝俣部長の「ため息」4229回・・・・感動

11月17日 木曜日

 

           住まい「団地」の秋 撮:2022.11

 

 

 

折角、生きてるだから

 ころ柿

 

 飲み屋さんで知り合った、ほぼ同世代の御仁がいる。

 自分で立ち上げた会社・・・・既に現役は離れている様だが、社長との事。

 その風格のある御仁様・・・・秋になれば柿を買い求め、皮を剥き、干す・・・・。

 いわゆる「干し柿」を毎年こさえると言う。

 まあ、風格から言うと・・・・一風変わった趣味をお持ちである。

 決め手は、柿の選別にあるのだと言う。

 私が作る干し柿は・・・・とにかくビックリするほど美味いと言う。

 絶対に美味いからと言う。

 今年もその予定だから・・・・出来たら戴けるとの事。

 で、勝俣部長・・・・ちっくい頃を思い出した。

 山梨の片田舎、以上の田舎(ジンダイジサマヨリハマシ)の・・・・私が住んでた地方では・・・・。

 そう、干し柿で無く・・・・「ころ柿」と呼んでいた。

 皮を剥き、細縄に5~6個縦一列に吊るして干す。

 多分、転がして干す感じの風情があるから・・・・「ころ柿」だと・・・・。

 で只今・・・・パソコンに「KOROGAKI」と入力。

 パソコン先生の解答は・・・・ころ柿、頃柿、そして「枯露柿」と出た。

 コロガキ・・・・イヤ、コロガキの漢字は絶対に枯露柿だと。

 79才になって初めて知った漢字の構成・・・・感動したのでありまする。

 空っ風吹く(れた)、外に()、吊るし干す・・・・なるほど、なるほど。

 地方によっては「吊るし柿」なども言う。

 土地、土地によって色々な言い方があるのだと思う。

 本日、只今・・・・枯露柿が決定版だと・・・・そんな気分になっていまする、いまする。

 全く違う事を書く積りでしたが・・・・脱線しました。

 本日は、ころ柿の書き方事情で・・・・お仕舞とさせて戴きます。

 つづきます。

 *剥いた皮は天日干しする。

  干した皮の上に赤トンボが舞う、停まる。

  夕方、風が冷たい。

  適度に干しあがった皮・・・・大根を漬けるときに使いました。

  出来上がったタクアンの、あの味・・・・美味くて、妙に懐かしい。

  我が田舎、今・・・・大根を漬ける人、いるのだろうか。

 

 

 

 水を飲みましょう