11月17日 木曜日
住まい「団地」の秋 撮:2022.11
折角、生きてるんだから
ころ柿
飲み屋さんで知り合った、ほぼ同世代の御仁がいる。
自分で立ち上げた会社・・・・既に現役は離れている様だが、社長との事。
その風格のある御仁様・・・・秋になれば柿を買い求め、皮を剥き、干す・・・・。
いわゆる「干し柿」を毎年こさえると言う。
まあ、風格から言うと・・・・一風変わった趣味をお持ちである。
決め手は、柿の選別にあるのだと言う。
私が作る干し柿は・・・・とにかくビックリするほど美味いと言う。
絶対に美味いからと言う。
今年もその予定だから・・・・出来たら戴けるとの事。
で、勝俣部長・・・・ちっくい頃を思い出した。
山梨の片田舎、以上の田舎(ジンダイジサマヨリハマシ)の・・・・私が住んでた地方では・・・・。
そう、干し柿で無く・・・・「ころ柿」と呼んでいた。
皮を剥き、細縄に5~6個縦一列に吊るして干す。
多分、転がして干す感じの風情があるから・・・・「ころ柿」だと・・・・。
で只今・・・・パソコンに「KOROGAKI」と入力。
パソコン先生の解答は・・・・ころ柿、頃柿、そして「枯露柿」と出た。
コロガキ・・・・イヤ、コロガキの漢字は絶対に枯露柿だと。
79才になって初めて知った漢字の構成・・・・感動したのでありまする。
空っ風吹く(枯れた)、外に(露)、吊るし干す柿・・・・なるほど、なるほど。
地方によっては「吊るし柿」なども言う。
土地、土地によって色々な言い方があるのだと思う。
本日、只今・・・・枯露柿が決定版だと・・・・そんな気分になっていまする、いまする。
全く違う事を書く積りでしたが・・・・脱線しました。
本日は、ころ柿の書き方事情で・・・・お仕舞とさせて戴きます。
つづきます。
*剥いた皮は天日干しする。
干した皮の上に赤トンボが舞う、停まる。
夕方、風が冷たい。
適度に干しあがった皮・・・・大根を漬けるときに使いました。
出来上がったタクアンの、あの味・・・・美味くて、妙に懐かしい。
我が田舎、今・・・・大根を漬ける人、いるのだろうか。
水を飲みましょう