勝俣部長の「ため息」3705回・・・・食器棚

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           「白幡沼」Ⅳ 撮:2021.5


5月27日 木曜日

 

 

  折角、生きてるだから

そう言えば・・・・

 

 何故突然・・・・そう言えばが、特段の理由も無く出るのだろう。

 そう、アレは小学生だったと思うから、70年も前の事。

 母親がアンゴラ兎を飼い出した。

 知り合いの大工さんに、ウサギ専用小屋。

 二階建て、下2つ、上2つ、計4つ、個別小屋である。

 そこに2兎づつの8兎。

 飼うは勝手だが、エサの草採取が大変。

 毎日、毎日、学校が終わると草を刈りを命じられる。

 集めて、集めても求めても食べ尽くす、アンゴラ(当然)。

 まあ、勉強が出来ない言い訳にはなっていたが・・・・。

 アンゴラ兎の・・・・定期的に刈り取るが、如何ほどになったのか。

 生活の足しになっていたのか、分らない。

 貧しさの光景だったのかも・・・・分らない。

 どの位の期間、飼い続けていたのかも、定かでは無い。

 が、ほぼほぼの期間で、エサ採取の義務から・・・・自然に開放された。

 凄いのは母親である。

 件(クダン)の・・・・2階建て4部屋の兎小屋。

 直ちに、外の水飲み場で洗い流し(私も動員)・・・・事も有ろうか、食器棚に転用した

のである。

 外の片隅に置いた兎小屋が・・・・家の中に。

 フロント部に当たる「金網(カナアミ)」は・・・・母親が、4つとも違う布地でドアに作り

変えた。

 ついさっきまで、兎が日常を過ごし、排泄物を私にも掃除させていた、

あの小部屋。

 我々が日常使う食器が、飼われ出した(並ぶ)のである。

 落ち着かない違和感を感じながら、しばらく居たが・・・・それも無くなって行った。

 れとは恐ろしい・・・・のでは無く、身を助けるのである。

 それにしても、今、何故、突然にアンゴラが・・・・。

 コロナの兆候かしら・・・・早く接種を・・・・。

 つづきます。

 

 母 没後58年 水を備えましょう