「池上本門寺」通り 撮:2020.9
10月2日 金曜日
折角、生きてるんだから
震撼 しました
あれは、2回大会前のワールドカップ(サッカー)の決勝戦だから、6〜7年前に
なる。
酒友が、ハワイホノルルで寿司屋をやっている事もあり、3人で出掛けた。
日本に戻る日、空港に早く着いたため、空港のお店でビールを飲み始めた。
テレビではサッカーの決勝戦を放映。
次第に調子を上げながら、飲み、画面に吸い込まれ・・・・やがてトイレに。
戻り、再び、ビールとテレビに興奮・・・・。
すると・・・・空港内放送が日本行き便の登場案内を始めた。
立ち上がり、腰のポケットに手を入れる、
・搭乗券 と
・パスポート
を取り出す。
取り出すべく手を入れたが、両方とも無い、無い、無い・・・・。
手続きの時間は迫る、無い、迫る、無い。
酩酊の気分は素っ飛び、微かな記憶で・・・・そうだ、トイレの洗面台の上だ。
トイレで落としてはと、慎重になり、洗面台の上に置いた、置いた、置いた。
素っ飛び駆け付けたが・・・・相当な時間が経過している。
当然有る訳は無い。
2つとも失う・・・・事が意味する事は、おおよそ分かる。
重大問題。
顔面蒼白、足震え、口が上手く回らず、両手を顔に当て沈む。
すると、ほんの微かに、聞こえた、聞こえた・・・・。
ミスターカツマタ、微かに空港放送、ミスターカツマタ・・・・。
カツマタの言葉だけが、確かに聞き取れた。
連れの二人に聞いたが、聞いて無いと・・・・エエ、ウソ聞いたろう、聞いて無い。
一人が英語がそこそこに達者だから・・・・とにかく強引に係員の所へ行く。
大きな声で、俺、勝俣、俺、勝俣・・・・もう喚きに近い、イヤ喚きだ。
すると・・・・コレね、コレね・・・・。
身分を確かめられるわけでもなく、何一つ手続きをするわけでも無く・・・・
・搭乗券 と
・パスポート
が無事我が手に。
震撼さは、二つを手にしてからも、当分続いたのは確かで・・・・今も引きずる。
震撼としてます。
ここに書けた77才の勇気に・・・・では無く・・・・人生最大のドジなる話しでした。
教訓・・・・現金を挟んで置かなかった事がラッキーでした。
つづきます。
水飲んで 落ち着きます