勝俣部長の「ため息」3381回・・・・コレね、コレね

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          「池上本門寺」通り 撮:2020.9


10月2日 金曜日

 

 

折角、生きてるだから

   震撼 しました

 

 あれは、2回大会前のワールドカップ(サッカー)の決勝戦だから、6〜7年前に

なる。

 酒友が、ハワイホノルルで寿司屋をやっている事もあり、3人で出掛けた。

 日本に戻る日、空港に早く着いたため、空港のお店でビールを飲み始めた。

 テレビではサッカーの決勝戦を放映。

 次第に調子を上げながら、飲み、画面に吸い込まれ・・・・やがてトイレに。

 戻り、び、ビールとテレビに興奮・・・・。

 すると・・・・空港内放送が日本行き便の登場案内を始めた。

 立ち上がり、腰のポケットに手を入れる、

  ・搭乗券 と

  ・パスポート

を取り出す。

 取り出すべく手を入れたが、両方ともい、無い、無い・・・・。

 手続きの時間は迫る、無い、迫る、無い。

 酩酊の気分は素っ飛び、微かな記憶で・・・・そうだ、トイレの洗面台の上だ。

 トイレで落としてはと、慎重になり、洗面台の上に置いた、置いた、置いた。

 素っ飛び駆け付けたが・・・・相当な時間が経過している。

 当然有る訳は無い。

 2つとも失う・・・・事が意味する事は、おおよそ分かる。

 重大問題。

 顔面蒼白、足震え、口が上手く回らず、両手を顔に当てむ。

 すると、ほんのかに、聞こえた、聞こえた・・・・。

 ミスターカツマタ、微かに空港放送、ミスターカツマタ・・・・。

 カツマタの言葉だけが、確かに聞き取れた。

 連れの二人に聞いたが、聞いて無いと・・・・エエ、ウソ聞いたろう、聞いて無い。

 一人が英語がそこそこに達者だから・・・・とにかく強引に係員の所へ行く。

 大きな声で、俺、勝俣、俺、勝俣・・・・もう喚きに近い、イヤ喚きだ。

 すると・・・・コレね、コレね・・・・。

 身分を確かめられるわけでもなく、何一つ手続きをするわけでも無く・・・・

  ・搭乗券 と

  ・パスポート

が無事我が手に。

 震撼さは、二つを手にしてからも、当分続いたのは確かで・・・・今も引きずる。

 震撼としてます。

 ここに書けた77才の勇気に・・・・では無く・・・・人生最大のドジなる話しでした。

   教訓・・・・現金を挟んで置かなかった事がラッキーでした。

 つづきます。

 

 

 水飲んで 落ち着きます