勝俣部長の「ため息」1160・・・・お陰で50年前を 思い出しました

3月3日 月曜日

                                                
                                                    (東京ドライブ「靖国神社」)



        好き勝手に 言いたい放題
二代目 広沢虎造 って言っても 知りませんよね


 恐ろしいほど昔の話しになる。
 勝俣部長、・・・・中学生になった頃だから、確実に50年以上も前の、昔、昔の事である。
 大家さん(大店の荒物問屋)に、浪曲好きな若い番頭さんがいた。
 毎晩、二代目「広沢虎造」の、
  「清水次郎長
を、レコードで聞いていた。
 それこそ、擦り切れんばかりであった。
 毎晩の事だから、勝俣部長、脇にいて耳を欹(ソバダテ)ていたものだから、
  ・石松代参 
  ・石松三十石船
  ・荒神山
などの、各巻を覚えてしまい、・・・・未だに微かな思い出が残っている。
 あれ以来、やはり恐ろしいほどの時間が流れた。
  ・勝俣部長 高校生なるころ その地を離れ
  ・大店を誇った 荒物問屋は廃業し
  ・番頭さんは逝去した
 ただひたすら、時間だけが流れた。
 広沢虎造を思い出す事は無かった。
 それがつい先頃、新聞で、こんな見出しを見つけ、・・・・て、しまったのだ。
  ・待ってました! 清水次郎長から国定忠治まで 名調子の虎造節 
  ・CDに収録され復活
したとある。
 そう、この宣伝記事にあるように、「浪曲は調子」、名調子、・・・・こそが命である。
 私の遠い記憶も、・・・・翻訳すれば「名調子」の記憶であろう。
 果たして、その通りなのかの検証を求めて、・・・・近々CDが届く。
 郷愁を訪ねて涙するか・・・・単なる声を聞きがっかりするか、・・・・今から、とても楽しみである。
 日本の、古典、クラシック、・・・・BOSE浪曲を聞く こんな素敵な事は無い バンザイ。
 つづく。


 当時 水は 庭に井戸が ありました