勝俣部長の「ため息」2300回・・・・財産

       8月10日 木曜日

(写真:突然「鎌倉の大仏」ですが またボケ始めました)






  好き勝手に 言いたい放題
罫線が邪魔に なり出した


 これまた不思議な経験かも知れない。
 入社して4年目の頃・・・・1970年頃。
 まるっきり苦手な、嫌な・・・・逃げ回ってばかりいた・・・・「モノを書く」ことが、逆に好きになり出していた。
 と同時に、嫌々ながら書いていた時には「必」も必、「大必需」だった用紙の罫線が、邪魔になり出した。
 変な話になるが・・・・この罫線邪魔となった感覚は、勝間部長の、その後の心模様を大きく変えたような気がする。
  ・頼りにした罫線が むしろ 自分を拘束する
  ・自由に書ける その自由を奪う
  ・思いっきり展開し 自由で 自分流に書きたい
 何かそんな気分になってしまったのである。
 以来、当時の手書きした、報告書も、提案書も、なにもかも、罫線の無い、真っ白なAー4版を多用するようになった。
 面白いのは、我が貧弱な発想でもAー4版では、その展開が小さすぎるときは、B−4版を求め、ときとしてAー3版に描いた思いを書き出すようになって行った。
 何も無い・・・・単なる真っ白なAー3版の紙(今ならコピー用紙)。
 目の前に置く。
  ・一瞬 何を展開するか 戸惑
  ・何処から 何を
  ・どう書き出すか
  ・何も上から順序良く書く 決まりはない
 などを思うと、心が躍った。
 その後、ワープロが現れ、今はパソコンの時代。
 第一に、それぞれの操作技術が・・・・特にパソコンの展開技術は高度に求められる。
 事実その通りで、勝俣部長・・・・発想の思いは昔と変わらずに有るが(と思うが)・・・・残念ながら展開する技術が無い。
 詰まり、発想が無いことと変わらない。
 もっとも技術は有っても、発想が無い・・・・これも困ったもんじゃん・・・・か。
 今、そう言う人が・・・・詰まり、自分がパソコンを操作しているようで、反対にパソコンに操作される人が、多いのかも知れない。
 勝間部長・・・・仕方なくAー3の用紙を前にして、手で、あっちこっちに、悲しくも展開する始末。
 時代遅れの妙な風景になるが・・・・自分では十分納得出来る・・・・物凄く広い世界が、展開出来る瞬間である。
 真っ白な紙を目の前に置く・・・・自宅の事務室には、B−5、Aー4、B−4、Aー3の用紙が満杯にある。
 財産である。
 まあまあ・・・・時代遅れ屋の・・・・笑える話であるが・・・・。
 つづく。



夏です 後味の悪い飲み物は危険  みそ汁はやや濃い目 後は単なる水です よ