勝俣部長の「ため息」1522・・・・効率化の 果てに

5月17日 日曜日

                                                 
                                                     (信州小諸「懐古園」)



 好き勝手に 言いたい放題
マジメ で コツコツ


 別にデータがある訳ではないから、実際はどうか分からない。
 が、日本人の多くは、「マジメでコツコツ」を取り得、とする人が多いように思う。
   「うん あいつに任せておけば 間違いがないから な」
 こんな評し方が出来る人である。
   「うん あいつは 言われたことは ソツなくやるから な」
 こんな評し方の出来る人である。
 この多くの「マジメでコツコツ」さんが、持ち前の取り得で、家庭を築き、子供を育て、それなりの人生を乗り切り、一生を無事終えて来ていた。
 ところがIT技術の進歩を中心に、「マジメでコツコツ」さん領域の仕事は、丸丸全部、機械に取って替わられてしまった。
 人件費を掛けたら、とても勝負にならないからである。
 人件費の高騰と共に、「マジメでコツコツ」さんの就職先が消滅してしまったのである。
 つまり失業してしまったのだ。
  ・就学の場を設けますから 学習して下さい
  ・技術を 身に着けて下さい
 ときの為政者は、「マジメでコツコツ」さんが失業しないように、やっきになって後押しをする。
 ところが、元々が「マジメでコツコツ」しか取り得の無い人だから・・・・旨くは行かない。
 と言うより、人間的中身からして(タイプからして)、絶対に無理である。
 武器「マジメでコツコツ」は、威力を完全に失った。
 と同時に、理解不能な「変な事件」が多発し始めた・・・・この損得勘定は如何に 如何に・・・・。
 マジメでコツコツ」さんが通用しない社会を・・・・本当の格差社会と言う・・・・じゃ 無いのかな・・・・。
 つづく。



 マジメでコツコツの究極物は 単なる水です