勝俣部長の「ため息」1031・・・・喜んでばかりは いられない

10月3日 木曜日

                                               
                                                      (横浜市「関内」)



       手遅れになって 健康を知る
松尾芭蕉さんも ビックリ  俳句マシーン


 凄い時代になったと言うべきか、嫌な時代になったと言うべきか、・・・・。
 勝俣部長、・・・・情けないことに、いつ頃の放送だったか、テレビだったか、ラジオ放送だったかも忘れてしまった。
 が、とにかく、その放送を聞いた後、「そんな バカな」と言う気持ちになった事だけは、今もって変わって無いし、ハッキリ覚えている。
 コンピューターに、古今東西の俳句の秀逸作品をインプットすると言う。
 そして、ある条件を入れると、条件に合った「俳句」がアウトプットされるのだと言う。
 ここまでは、・・・・まあ、「そりゃ 凄いね」で気持ちは納まっていたが、・・・・その飛び出た「句」を、相当に名の知れた選者に評価して貰う。
 するとどうなるのか、・・・・。
  ・うん この作品は いい 素晴らしいではないか
と、評価に値される作品が、俳句マシーンから生まれるのだと言う。
 こうなってしまうと、一体「俳句」って何だ、と言う事にならないのか、・・・・。
 人の感じる「侘び寂びの世界」を、機械が越えるのである。
 チェスで人間負けたり、将棋で負けたりするのだから、それもあるかとも思うが、・・・・「侘び寂び」君が負けてしまったのでは、何か変ではないのか、・・・・なあ。
 その内に、直木賞受賞マシーンなんかが、生まれてくるかも知れない。
 既に我々のご主人様は、「機械」になっているようだ、・・・・。
 嫌な時代になってしまった、・・・・。
 つづく。


 その内に 水を飲む ロボットが 誕生するかもよ