勝俣部長の「ため息」858・・・・春 耳を澄ませる

3月25日 月曜日

                                                



手遅れになって 健康を知る
       (オト)


 地デジ放送に切り替わる、・・・・そんな騒ぎの中、渋々とそれ用のテレビに買い替えた。
 もう、かなり昔の気がする。
 テレビは元々そう見る方で無いから、「まあ 映りゃあ いいや」とばかし、売り場の中で、一番小型サイズを求めた。
 そのため見る時は、テレビに限り無く接近する必要がある。
 その煩(ワズラワ)しさは、身から出た錆だから覚悟の上であるが、どうにも我慢ならないのが、テレビから発せられる、
  ・音
  ・音質
  ・響き
である。
 映像に勢力を注ぎ過ぎる為か、スピーカーが如何にもお粗末。
 義理チョコならぬ、義理スピーカーだ。
  ・合成音的 響き
  ・子供の キンキンとする 甲高い声
  ・プラスチック音声
とでも呼べばいいのか、・・・・殊に、コンサート番組などを見る(聞く)とき、全くウンザリする。
 大抵は、途中で止める。
 数日前、米国の「BOSE社」が、テレビの音(音質)を、「申し分の無い」ノモにしてくれる、装置を発売している事を知った。
  (BOSE社は 銀座のパブバー時代 カラオケ装置で 馴染みのメーカーである)
 値段も手ごろであり早速買い求め、昨日届いた。
 機械装置に強い知り合いにセッティングをして貰い、早速試聴。
 余り誉めすぎると、同社の「回し者」になるかも知れないが、これが実にグー
 やっと、プラスチック音声が、・・・・人、人間、肉声になった。
 考えたら我々は、「見る」ことには神経を集中させるが、「聞く」ことを意外に疎かにする。
 時は春、・・・・春は囀(サエズ)りの季節、・・・・見る事から聞くことえ、・・・・耳を澄ませてみる、・・・・かなり人間的な行為に思える。
 つづく。
fineaqua -- Home