勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」593・・・・今欲しい 適正価格 算定能力

6月11日 月曜日

                                   



(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
   適 正 価 格


 日本列島「今」、・・・・まるで社会現象のように、安モノ流行りである。
 とにかく、安くさえあれば何でもいい。
 その一つに、格安航空券がある。
 従来の価格からすると、・・・・思わず「そんなバカな」と、とても信じられない。
 この、「そんなバカな」が、ウリであろう。
 そんなバカな流行りから、多様な文化が生まれるのであろうか、・・・・。
 値踏み、と言う言葉がある。
 まあ、門外漢が、大よその値段を着けるのである。
 大抵は、売る側の値段に接近していたから、後は双方の微調整で済む。
 なぜこんな事が出来たかと言うと、「適正価格」なる、社会全般の共通概念が、・・・・何となく、存在していたからだと思う。
 常識価格、とでも言えるかも知れない。
 果たして今現在は、この常識思考に基づく、値踏みが全く出来ない。
 格安航空券の値段を聞くと、勝俣部長などは、嬉しいなどと単純に喜べず、思わずトンチンカン航空券だと思ってしまう。
 今を生きるにしては、何とも世に馴染まない性格である。
 先だって、金沢からのバスが、上越高速で事故を起こし、7人が死んだ。
 事故後、交代の運転手がいないのが問題だとか、何だとか騒がしい。
 ただ、問題の一つは、利用者側が、安さの追求のみにやっきで、バランスの取れた値踏み能力を、すっかり失った結果とも言える。
 法律違反はともかく、バス会社側は、この値段に対しては、「適正なサービス」だよ、と、思っていると、・・・・思う能力を着けたいものである。
 そんな事を許した国が悪いとか、行政が悪いとか言ったって、死んでしまえば、全てが「後の祭り」なのだ。
 昔も今も、・・・・自分の身は、自分で守るしか無い、・・・・そう思うのが、人の基本能力なのだ。
 商売がらみで言うと、バカ安い「水」が出回っている。
 一昔前なら、間違い無く盗品販売か、詐欺的奪取品の販売価格である。
 口に入れるモノだけに、くれぐれも気を付けた方がいい。
 そう、その安もの追求の猛然さで、安全性を追求したらいい。
「安もの水」を見る度に、あんなモノを飲むんなら、水道水の方が、「超・安全」なのにと、思ってしまう。
 自分の頭の中に、適正価格算出能力を、・・・・詰り、値段だけに集中しない能力を復活させろ、・・・・そう思う。
 つづく。

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