8月13日 土曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
貴方らしく無い と 言 う 叱られ方
母は私が20才のとき、52才の若さで世を去ってしまった。
今の私は、母の死去年齢を、既に16も上回っている。
そう考えると、52才が、如何に早いものか実感される。
彼女は、頭がいいと言うか、・・・・とても「たくみ(巧み)」なところがあった。
その中の一つが、叱り方である。
私を叱る(注意)とき、決まってこう言った。
「そんな事をするなんて(注意するところ)、彼方らしく無いじゃありませんか」
こう言う、「言い回し」をするのである。
そのことによって、「貴方らしいこと」、・・・・即ち、私からすると、「自分らしいこと」とは何だが、・・・・直ちに結んだ事は無いけれど、・・・・次第に「自分らしいこととは何だ」が、形成されて行った様に思う。
実に巧妙な言い回しである。
だから私も二人の息子に対して、意識して、
「君 らしく無い じゃないか」
「君達 らしく無い のである。(勿論、今は卒業してしまっているが・・・・)。
母親のDNDは、今もって私を動かす。
「貴方らしい 老年を、・・・・」
「貴方らしい 老い方を、・・・・」
「貴方らしい 死に方を、・・・・」
に、挑戦しなさいと、・・・・一つの言葉の、懐かしい思い出である。
今年も、「盆」が来た。
つづく。