8月28日 土曜日
高尾山には所々に「有難いお言葉」がある。写真は「十善戒」なる言葉だ。そう言えばかなり昔、遥か昔、「十戒」なる映画を見たことがある。主演はチャ−ルトンヘストンと記憶する。タイトルからすると、どちらも十の戒(いまし)めである。どうやら人間、東西問わず、十からなる教えを守らなければダメだと言うことか。果たして自分は・・・・、皆さんは、・・・・。
異常な夏の本当の異常さは何だ?
今年の夏は、間違いなく暑い。
乏しい記憶を遡(さかのぼ)れば、私が(1943年生)小学校時代、夏休みの大嫌いな宿題に「絵日記」があった。
毎日書けばいいのに溜めに溜めてしまい、そのツケが8月末に一挙に押し寄せて来る。
慌てふためいて「8月何日は晴れだの曇りだの、最高気温は何度」などと、親や姉に手伝って貰いながら、夏の暑さに汗を流したのでなく、冷や汗をかいたものである。
30℃を越えた日なんかは、ほとんど無かったと記憶する。
それが今年あたりは、30℃ならばむしろ涼しく感ずるのだから、人間の適応力には驚く。
ただ異常なる猛暑は確かにそうであろうが、私がもっと異常と感ずるのは、「熱中症」に陥る人の数である。
ここでも多くの識者は、「年だから」をその理由にする。
簡単に言うと、「年を取ると感度が鈍くなるから」だになる。
そんなことは当り前である。
そんな理屈を並べる前に、熱中症なんか全く関係ない「お年より」を訪ね
・熱中症に陥る人の日常
・熱中症に無縁の人の日常
でも洗い出し、「熱中症の十戒」なる教訓を顕在化して貰いたい。
そして行政も、「熱中症無縁手本賞」でも用意して、そんな立派なお年寄りを表彰して貰いた。
それが多くの「被擁護意識者」の、意識改革に繋がるのではないか、・・・・そう思う。
・小運動で汗をかく毎日
・小食の日常
・非摂取栄養剤
・非摂取サプリ、
・そして「非摂取体にいいもの」
を、貫いている人が熱中症に無縁の人に思えて仕方がない。
簡単手軽な、体にいいもなんかは無い。
登山時間を短縮化するには、毎日の訓練しか無い。
「高尾山を1時間間で登れるドリンク」など、絶対に無いのである。
客観的に見ると、熱中症になるのではなく、自分からわざわざなりに出向いているとしか思えない。
このことこそ、猛暑の戒めである。
エエ、そんなバカのこと言うなんて、君は熱中症だよ、と言われそうであるが、・・・・エエ、その場合、「私もお年寄りですから」の、答えを用意しておく積りである。
続く。