1月18日 木曜日
天才老人美しさを求め行く
正月に飾った松飾・・・・しめ縄、松、竹など一式、各家から集めて、積み上げて
焼く行事。
焼き上がる炎に・・・・米粉で作った紅白の団子を焼く。
燃え盛る火の熱いが強いから・・・・団子を竹竿の先にぶら下げて焼く。
持ち帰って家族全員で食べる。
迎える1年の健康を祈る。
住んでいた山梨県南巨摩郡鰍沢(カジカザワ)では・・・・。
その行事を・・・・どんどん焼きと呼んでいた。
昨日のニュース・・・・その行事が未だ残る所があり、どんと焼きと報じていた。
懐かしい思い出である。
(田富でも行われていたと思うが何と呼んだのだろうか?)
鰍沢の場合・・・・集めた松飾を3階~4階建てに組み、積み上げた。
1階では餅を焼いて食べたりもした。
全部で5基前後、部落毎のどんどんが・・・・川岸に並ぶ。
一斉に燃え上がり・・・・火の粉が舞う。
火の粉を浴びれば健康になる・・・・大人も子供も火の粉を浴び求める。
食べ物も、着る物も不自由な時代であった。
そうそう・・・・前年に書き上げた書道(習字)の用紙を放り込み焼く。
字が上手くなると言う・・・・。
毎年、毎年・・・・一生懸命に放り込んで見た。
アレはウソだ・・・・80才に育ちあがったオッチャンの証明である。
鰍沢のこの行事・・・・部落毎の競い合いが激しくなった。
激しい余り、行事の前の夜・・・・ある部落のどんどんが焼かれてしまった。
泊まり込み役の見張り役の1名が・・・・焼け死んだ。
以来・・・・行事は中止。
懐かしくも・・・・悲惨な思い出でが残る。
つづきます。
風邪の季節 手洗い 水でウガイ 絶対条件です