勝俣部長の「ため息」3557回・・・・雀の学校

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          西新井大師 にて 撮:2020.12


12月30日 水曜日

 

 

折角、生きてるだから

粗忽者 いるんだな

 

 勝俣部長・・・・15階建ての13階に住む。

 ベランダが南東に位置し、陽当たりは頗(スコブ)る宜しい。

 そのベランダに今春先より・・・・時折が来出した。

 仕草からして、当然、探しである。

 一昨日の事である。

 ベランダのガラスで・・・・それなりの大きさの、「ゴん」とかのがしたと言う。

 多分、がガラスが無いと錯覚し、そのまま当たってしまった(のだろう)。

 窓際に行って見ると・・・・当のスズメ君、

  ・ベランダで半身状態上向き

  ・足を震わせていたが

  ・ピクリと動いた感じがして

  ・最後にことれた

 暫く様子を伺っていたが、もはや微動だにしない。

 臨終と言うか、ガラス死、してしまったのである。

 出掛ける時間が迫っていたため・・・・今は冬、そのままにしておいてもよかろう。

 戻ってから、下の土にでも埋めてやろうかと・・・・。

 どうだろうか・・・・小一時間ほど出ていただろうか。

 戻るなり、衝突事故現場を確認したが・・・・スズメ君の姿、形・・・・何処にも見当たらない。

 表現的には「隈なく」探して見たが、一切見当たらない。

 アレは死んだんでは無かったのだ。

 人間で言う・・・・「脳震盪」を、そう、気絶していただけなのだ。

 人間世界と同様・・・・雀の世界にも「粗忽者」が居るんだ。

 年が明けたら・・・・ガラス、ガラス、ガラスの短冊でも貼ってやろうかと・・・・。

 ただ、「雀の学校」では・・・・読み書きソロバンを教えていないから無理かも・・・・。

 多くの人は、生涯に一度も見る事の無い・・・・滅多やたらに見られない光景と言うか・・・・自然の現象と言うか・・・・。

 粗忽者のスズメ君を、見た事になった。

 人の振り(雀の振り)見て・・・・我が身を直しなさい。

 その可能性・・・・十分注意する事に致します・・・・。

 つづきます。

 

 

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