12月12日 木曜日
「根津神社」 撮:2019.11
折角、生きてるんだから
夢 遊 泳
夢遊病なる言葉はあっても、夢遊泳なんて言葉は無い。
そのハズである・・・・勝俣部長が水害の度に・・・・イヤ 水害を見る度に思う・・・・
「絵空事的 泳ぎの助かり方」
である、からである。
みすみす溺れて死ぬなら、必死になって泳ぎ切れば・・・・そう思える場面もある。
勝俣部長・・・・海・無・県・・・・山梨の出であるが、水泳で県大まで出た、大の泳ぎ好きだからかも知れない。
(当時の山梨の県大会と言っても知れたもの)
明治35年、福島県会津に生まれた「山口弥一郎」さん・・・・そのお方の、
「津浪と村」
なる本を読み出している。
全258ページ・・・・その172ページ・・・・「仲」さんと言う方の実の調査話しが登場する。
「仲さんは(地震)当時15歳で 水泳が達者だったため
流されても流木などに掴まり、数回浪に弄ばれながらも
崖に辿り着き 山に登って助かったと言う」
とある。
ええええええ・・・・俺の夢遊泳・・・・夢じゃ無く・・・・「実泳」だったじゃん。
生きていてよかった・・・・嬉しくなった。
*山口弥一郎:民俗学者「柳田国男」氏に師事し、東北地方の地震災害を
隈なく歩き、調査。
奇しくも昭和18年(勝俣部長の誕生)、上記の本を編集し世に問う。
8年前の2011年(東日本大震災の年)5月5日、共著者として参加
した、お弟子さんの「石井正己」氏により復刻版として再出版される。
つづきます。
命とも また悪魔とも 思う水/千葉県:佐藤しほり