勝俣部長の「ため息」1013・・・・自分自身へ 参加型人間に

9月14日 土曜日

                                                 
                                                       (「築地市場」近郊)



  手遅れになって 健康を知る
やはり 飽きて しまうのか


 今週の始め、・・・・同じ集合住宅の一階下、12階に住む老人クラブの会長さんが、ギックリ腰で、・・・・少々オーバーに言えば、1mmも動く事が出来なくなってしまった。
 30年前に一度経験が有り、少し休んで居れば癒えると、本人は踏んでいた。
 ところが時間が経っても、1mm移痛絶望の痛みから開放されず、・・・・結局、救急車を呼び、病院に行った(痛み止めの処置の結果、その日の内に退院)。
 会長さんは奥方を、何年か前に亡くした。
 女のお子さんは、結婚して横浜方面で生活。
 長男さんも、外に出て自活。
 詰り、勝俣部長同様、立派な独居者である。
 一頃、
  「勝俣さん 私 ワタミ から 食事を届けて貰ってます」
と、聞いた事があった。
 今回様子を見に行ったとき、
  「相変わらず 食事は ワタミ からですか」
と聞いて見た。
 そうしたら、予期せぬ返事が返された。
  「毎日だと 飽きます から」
 しばしば掲載される新聞広告で、「ワタミ食」は知っている。
 かなりきめ細かく作ってあり、・・・・言うならば、「飽きない工夫」一杯の食事に見えていた。
 それでも、毎日だと飽きると言う。
 この現象を、「凡句楽」流に解釈すると、
  ・毎日の食事に 飽きるのでは無く
  ・自分が 何もしない(何一つ参加しない) 食事に 飽きる
のである。
 何処か体が悪くて入院していれば、毎日出される食事に、自分も、体の不調と言う形で、参加してるから、まだいい。
 結局人間、為すがままな状態に身を置くと、一見、凄くラクチンに見えるが、神経の方は、決してラクチンにはならないのだ。
 何でもいいから、自分自身に対して、「参加型」の行動様式を作った方がよさそうだ。
 殊に独居者は、心穏やかな生活送れそうである。
 さあ、本日も、張り切って、食事を作るぞ、・・・・参加型の見事な独居者、・・・・ここに健在なり。
 つづく。


 会長さん 差し入れの ファインアクア(水)を お飲み下さい 落ち着きますよ