5月22日 木曜日
(宝水「新事務所」付近に咲く「ハナミズキ」)
好き勝手に 言いたい放題
なぜ 急に 思い出した のだろう
人間の「脳」って、無秩序と言うか、勝手と言うか、・・・・思いも寄らない事を「思い出す」事がある。
(その道の専門家は そんな事は無い 全てに理由がある と言うだろうが)
今朝方の事である。
銀座8丁目でパブバーをやって居た頃の事だから、既に20年近くも前の事になる。
交通ルールが今ほど厳格でなく、商売柄と好きだからで、毎夜(深夜2時前後)、ホロ酔い状態で車を運転し、浦和まで戻っていた。
ある日、首都高(池袋線)が事故で閉鎖されていた為、国道17号線で戻ったときの事である。
東京都と埼玉県を区切る荒川を渡り、川口市に入ったとき、突然、激しい睡魔に襲われた。
前にはダンプカーが走る。
赤信号で止まる度に、そのダンプに、眠気でぶっつかりそうになる。
「こりゃ ヤバイ 本当にぶっつかる かも」
そんな予感から、ワイシャツの胸のポケットに、眠気ながらに1万円札を忍ばせた。
ややして予想は大当たり。
赤信号で止まったダンプに、軽く当ててしまった。
勿論運転手は分かる。
直ぐ下りて来た。
お陰でこっちも、眠気はすっかり醒めた(正気状態)。
運転手が向かって来るのと、自分がダンプに向うのと、ほぼ同時。
「済みません つい ウトウト と しちゃいまして」
「軽く当てただけですから 見て下さい 何とも無いでしょう」
「これで 勘弁して下さいと 指し出す1万円札」
これらの行動を素早く行った。
ダンプの運転手氏、一瞬 ニコ・・・・。
ここだ、ここを見逃したらダメ。
素早く車をバックさせ、横道に入りスピードを上げた。
とにかく素早さが必要、・・・・だってモタモタしていて、警察に駆けつられたら、万事休す。
少々割高にはなるが、・・・・誠に良い時代の、奇抜な眠気の覚まし方である・・・・あの時代も懐かしい。
つづく。
やはり 飲むなら 「水」ですね