勝俣部長の「ため息」1225・・・・悪魔の マシーン

5月23日 金曜日

                                                   



  好き勝手に 言いたい放題
コンピューター俳句


 人減 対 コンピューターの対戦が、いろいろな方面で行われている。
 当初、歯が立たなかったコンピューターが、将棋でもチェスでも、次第に対等な勝負をするようになり、遂にここに来て、人間の方が、歯が立たなくなってしまった。
 人間が機会に凌駕されてしまった、と嘆くべきか、人間の頭脳を凌ぐ機会を、人間が作ったのだ、誇るべきか、・・・・どう評価していいのか分からない。
 ただ、どう評価していいのか分からないと言う点では、コンピューター俳句だ。
  ・古今東西 人間が作ったありと あらえる優秀な俳句を コンピューターに入力する
  ・必要に応じて 季語や情景を入れる
  ・すると それに応える作品が 自動的に出来上がる
 驚くのは此処から先の話しだ。
  ・出来上がった作品を 自分の作品として 優秀な俳句の先生(選者)に 評して貰う
  ・その 先生 その作品を絶賛する
 この調子で行けば、何れ日展参加作品も、全部がコンピューター作品になってしまうのでは、・・・・。
 これって、贋作にならないのかな〜。
 勝俣部長、・・・・コンピューターの俳句の話しを聞いたとき、言うに言われぬ不気味感に襲われた。
 もしかしたら人間は、本当に、悪魔の機械を作ってしまったのではないか、・・・・コンピューターの前に狂い死にする日が、・・・・遠からずやって来る。
 どう評価していいのか分からない。
 つづく。


 水は ご主人様を 裏切ら無い