勝俣部長の「ため息」1134・・・・しばし 浸れり

1月28日火曜日

                                                
                                                    (信州 小諸「懐古園」にて)



  好き勝手に 言いたい放題
懐古園の写真 残り少なし


 ブログにアップする写真、・・・・ここしばらくは、信州小諸「懐古園」の写真を掲載させて戴いた。
 されどもう残り少なし。
 本日の掲載写真、・・・・何が書いてあるやら、よく分からないと思う。
 そう、島崎藤村の「小諸なる 古城のほとり」である。
 以下に記します。

   小諸なる 古城のほとり
   雲白く 遊子悲しむ
   緑なす 繁縷(ハコベ)は萌えず
   若草も しくによしなし
   しろがねの 衾の岡辺
   日に溶けて 淡雪流る

   あたたかき 光はあれど 
   野に満つる 香も知らず
   浅くのみ春は霞みて
   麦の色 はづかに青し
   旅人の 群れは幾つか
   畠中の 道を急ぎぬ

 この牧歌的風景、今は無し。
 不届き者の我、ただで駆け抜けるなり。
 昔は昔、今は今、・・・・ほんのしばし、懐古園に思いを馳せ、藤村の世界に浸れり。
 つづく。


 かなり乾燥してます 水は コマ目に