勝俣部長の「ため息」960・・・・機械的 選挙

7月22日 月曜日

                              
                                   (群馬県下仁田」にて)



       手遅れになって 健康を知る
参院選開票 こんな(凄い)国が 外の何処にある


 毎回の国政選挙の開票には驚くが、今回の選挙開票には、
  ・この国は 一体 どうなってるの
と、言いたいくらいだ。
 投票時間は、原則として午前7時開始で、午後8時締切。
 閉め切った後、それぞれの選挙管理委員会が、各投票所の投票箱を集め、順次開票の作業に入る(筈だ)。
 と言う事は、午後8時に締め切った後、投票箱を集めるための、運搬時間も有るだろうし、常識的には、1時間や2時間が経過しなければ、初期段階の結果さえ判明しない筈である。
 ところが締め切った8時には、結果が分かるのだから、・・・一体、どうなってるの、である。
 勝俣部長、・・・昨夜の行動パターンは、いつもと全く違った。
 ・8時前には 飲み屋を切り上げた
 ・そして 珍しくも 8時前には NHKテレビのスイッチを
 確か、8時少し前から開票結果の放映が始まっのだが、・・・その8時キッカリ(と言っていい)に、結果がどんどん報じられるではないか。
 各政党の当選者数が、画面の下の字幕に映し出される。
 締め切時間から5分も経たぬ内に、既に自民党は60の当選者が、・・・。
 オイオイ待てよ、これって未だ1票も、開票してないのじゃあないの、・・・。
 この速さは、事前の調査と、当日の出口調査とやらの仕業らしい。
 しかし、こうまで早いとなると、投票する意味が、一体何処にあるの、と言いたいくらいだ。
 結果の分かってる選挙、・・・しかもかなり精度の高い結果である。
 しかも、
  「あそこの開票は 怪しい」
とか、
  「あそこでは不正が あった」
などの騒ぎは、先ず起きない。
 誰もが、黙って頷く選挙・・・何てったって、「テレビが神様」になった瞬間だから、黙るっきゃ無い。
 この地球上に、選挙結果が瞬時に分かり、しかも、結果に黙って頷ける国なんて、日本以外に有るのだろうか、・・・。
 物凄い選挙システムの国とでも言うのか、その国民性と言うのか、言葉が見あたらない、・・・。
 投票そのものは機械でなく、確かに「」が行っている、・・・ここに間違も、疑いも何にも無い。
 しかし開票作業の前に結果が分かるとなると、我々、各自の心が機械に盗み取られる、表現としては「機械的選挙」とも言える。
 投票率が上がらないのは、・・・もしかしたら、この「機械的選挙」当たりにありはしないか、・・・。
 でも、このスピードと正確さ・・・トンデモナク 素晴らしい国、と言う事になるよな、・・・絶対に。
 つづく。


お疲れ民主党さん 水でも飲んで ご臨終下さい