5月27日 日曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
緊 迫 感 有るのだろうか
テレビに毒され過ぎた、と言うべきか、・・・・。
救急車と聞くと、ドキットするほどの、・・・・緊迫感を、かってに想像する。
救急患者を受け入れる病院は、担当する医師に緊張が走り、看護婦さんが到着する急患を、玄関前に並んで待つ。
・急ぐ
・走る
・大きな声を発する
詰りは、普通で無い状態が、テレビの画面には映り出される。
勝俣部長の住む、13階のベランダから、左下50mほどの所に、「秋葉病院」と言う、急患の受け入れ病院がある。
独特の音声を響かせながら、救急車が、かなりの頻度でやって来る。
救急車と病院に、どんな光景が展開されるか、・・・・。
テレビ、テレビ、ついテレビの画面が思い浮かび、ベランダに急ぎ立つ。
全くの無音、・・・・静かな光景が広がるだけ。
緊迫感など、何一つ無い。
むしろ、長閑(ノドカ)。
到着した救急車から、補助隊員が先に下り、バックする車を、オーライオーライと、ゆっくり誘導する。
走る動作は、一切無い。
急患を運ぶ入れる病院のドアは、閉まったまま。
看護婦さんが並んで待つどころか、一人も出ては来ない。
まるで、民謡大会でも始まる風景。
私が、ベランダから目撃する限り、唯の一度も、緊迫感を見た事は無い。
運び込まれる患者の状態にもよるのだろうけど、あの静かさは、一体何なのだろう。
ドクターヘリで運び込まれる患者の場合は、緊迫のテレビ画面が展開されるのだろうか、・・・・。
そう言えば、そろそろ1年に前になるが、私が追突され、救急車に乗った事がある。
・病院探し
・退院同士の会話
・対応
・動き
どれ一つ取っても、緊迫感どころか、退屈感一杯の空間であった。
ただ、よくよく考えて見ると、救急車に緊迫感が無い光景、・・・・これって、最も望ましい姿ではないか。
仮に、爆弾テロ発生、・・・・とでもなったら、テレビ画面だらけのシーンが、展開されるに違い無い。
救急車が静かな光景は、平和の証である。
つづく。