勝俣部長の「ため息」2087回・・・・緊迫感 ゼロ

2月14日 火曜日



  好き勝手に 言いたい放題
実際に 見たことが無い


 録画撮りのテレビドラマを見る(大抵はかなり前のもの)。
 画面に、急患(ワズラ)い者とか、大怪我した人とか、ナイフで刺された人とか、様々な形で病院に担ぎ込まれるシーンが、よく登場する。
 患者本人は勿論、救急隊員も、受け入れ側の病院も、小走りになり・・・・緊迫し、慌てふためく。
 勝俣部長・・・・住む13階のベランダから、かなり間近に病院が眺められる。
 救急受付病院だから、頻度高くサイレンを鳴らした救急車が来る。
  ・瞬間 ドラマの画面を思い起こす
  ・ソレっとばかし ベランダに出る  
  ・眼下に病院を 見る
 ドラマのあの緊迫感は、何処にも無い。
 むしろ「長閑感」、「のんびり感」さえ漂う。
 救急隊員も病院側も、少しも慌てない(そんな様子にはとても見えない)。
 小走りどころか、ゆっくり歩く。
 一度くらい実際で(実物で)、テレビのシーンに接したくて、何度も飛び出し、その度に裏切られる。
 テロとか、大爆発とか、猛烈な自然災害とかでなければ、あの緊迫感一杯のシーンは出現しないのだろうか・・・・。
 独居老人、勝俣老人・・・・何処で倒れても、ちっとも不思議じゃ無い。
  ・どなたか親切な人が 救急車を呼んでくれる
  ・のんびりと 隊員が体を取り扱ってくれる
  ・サイレンだけが 鳴り響く
  ・受け入れ側の病院も 緊迫感ゼロ
  ・焦るは一人 本人のみ
   「俺 このまま んじゃうかもな・・・・」
 死と言う緊迫状態にありながら・・・・緊迫感ゼロ・・・・そんな感じで一生を閉じるのかも知れないな。
 まあ、そりゃあ それで いいじゃんな・・・・。
 つづく。


 水を 飲みましょう