勝俣部長の健康体質作り・・・・高尾山「健康を体感する」(209)

5月2日 月曜日

           



(「単なる水」が、あなたを救う)・・・・情報と言う「巨大津波


 食べ物の無い時代は、生きる事に必死であった。
 餓死者はいても、自殺者などは居なかったに違いない。
 食べなきゃ死んじゃうよ(生き続けたい)と言う、明確な意志で、
  ・コレ、・・・・こうすりゃ食べれるだろう
  ・アレ、・・・・ああすりゃあ食べれるだろう
と、創意工夫を持たざるを得なかったのである。
 それが今は、どうなんだろうか。
 自分で自分の意思が、明確に組み立てれる前に、
  ・あれを食べなさい、これを食べなさい
  ・これを飲みなさい、あれを飲みなさい
  ・あそこに行きなさい、ここに行きなさい
  ・これで可愛くなりますよ、あれが可愛くなりますよ
  ・こちらの方がお得ですよ、あちらの方がお得ですよ
などと、情報が矢継ぎ早に、且、一方的に飛び込んで来てしまう。
 これらの情報が本当に助かるのよねと、・・・・街も村も国も、大歓迎モードで溢れている。
 結局、自分が持つ意思(価値基準)は、
  ・安い ・美味しい ・可愛い ・楽しい ・楽(ラク) ・面白い
などの、「超・単純化」された思考に集約されてしまっている、・・・・そう思えてならない。
 果たして、自分の意思で、生きようとしているのか、「生かされているのか」、その判断が難しい。
 生きているのか、生かされているのか、・・・・境界線が微妙になってしまったところに、飽食の時代でありながら、自殺者が減らない要因が、あるように思えてならない。
 今や、東日本大震災の「津波」並に発達した、情報津波に飲み込まれ無いように、・・・・人真似でない自分作りを考えませんか。
 そうしないと、折角この世に生を受けながら、・・・・津波(情報)に押しつぶされた、「ガレキ」の様な一生となってしまいまっせ。
 つづく。

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