1月8日 日曜日
上野公園「不忍池」 撮:2022.12
折角、生きてるんだから
そう言えば・・・・
埼玉県「長瀞町」・・・・伝統行事と言う。
冬場、天然水を張り(打ち)・・・・凍らせて氷を作る。
一定の大きさに切断して氷室に保管・・・・夏場にカキ氷などにして食べる。
そう言えば・・・・勝俣部長、ご幼少の砌(ミギリ)・・・・小学生~中学生。
山間(ヤマアイ)の24時間、殆ど陽の当たらない、冬枯れの田圃・・・・そこに丁寧に水を
張る。
上級生の指示の下・・・・何日間も掛けてスケートリンクに仕上げる。
池の氷と違い、割れて水没する危険は皆無・・・・絶対安全。
当時、下駄スケートと言うのがあった。
下駄にエッジをネジで固定するだけのスケート。
大半の子が、その下駄スケートで滑っていた。
下駄と足とを密着させるため・・・・。
足袋(タビ)を履き、鼻緒(ハナオ)に足を嵌め込み、その後、真田紐(サナダヒモ)を何重かに巻き付ける。
決まった巻き付け方が有り・・・・それも上級生が教えてくれた。
ただ、何と言っても下駄だ。
足との固定度は悪く、フラ付きながら滑る。
やがて足首が・・・・堪らなく痛くなる。
めげずに我慢し、懸命に滑る・・・・スケートを楽しむと言うより、痛さとの戦い
である。
数少ないお大尽(オダイジン)さんの子の、靴スケートが羨望の的であった。
*大尽:大金持ち、江戸時代の称
死ぬまでに一度、靴スケートで滑りたい、と。
長瀞町の天然氷を見ながらの数秒・・・・昔の一コマを思い出した。
認知症になったら、どうなんだろう。
つづきます。
昨日1年振り 災害水搬入 関係の方 話しをする 既に懐かしい思い出