勝俣部長の「ため息」2302回・・・・消しゴム人間

    8月12日 土曜日

(写真:上野公園「西郷隆盛」さん)






 好き勝手に 言いたい放題
使いきれない モノ


 我々は自然的に、モノ(物)を使い切ろうとする精神を持っている。
 その事を如実に表す言葉が・・・・「勿体無い」であろうか・・・・。
 ところが余りにも長持ちするモノは・・・・知らぬ間にこの精神が消えてなくなる。
 詰まり使い切れずに、途中で紛失と言うか、何処かに消えてしまう。
 その代表的なモノは、「ゴム」ではないだろうか。
 物心ついた頃から、一体、幾つ消しゴムを買ったのだろう・・・・。
 その内の、ただの一個さえ、使い切った記憶は無い。
  ・ああ あと一週間もすれば 使い切る
  ・おお 明日は使い切り 形が無くなる
 こんな興奮を覚えた記憶は一度も無い。
 後期高齢者を前にして、机の引き出しに・・・・3本(個)の消しゴムがある。
 3本とも、使用率2パーセント程度であり、何年も前と寸分も違わない。
 ボールペンを多用することも有り、このままの状態で、我が命の方が先にきるだろう・・・・。
 使用率一覧表・・・・そんな統計は無いだろうが、消しゴムは東の正横綱になるだろう。
 それでも文具メーカーさんは、油断することなく一生懸命に作る。
 どうせ作るなら・・・・新発売「使い切り型 消しゴム」・・・・まあ こんなバカバカしい事には挑戦しないか・・・・。
 作り甲斐が有る・・・・いやいや作り甲斐の無い・・・・考えたら、実に不思議なモノである。
 不思議なモノ、消しゴム・・・・この特異性を活用して一つ造語を・・・・。
 便利さに溺れ過ぎる・・・・君たち、何れ、消しゴム人間になるぞ・・・・。
 本日は造語「消しゴム人間」・・・・おっかない話しでした。
 つづく。




 それにしても 夏じゃ無い でも水は飲むべし