勝俣部長の「ため息」2075回・・・・人間 万歳

2月2日 木曜日



好き勝手に 言いたい放題
 もしもの 話し


 もしもの話しである。
 ただ勝俣部長には・・・・実際の話しである。
 殊に母親に、そう、育てられて来たのかも知れない。
 働く事が・・・・働ける事が、
  ・楽しい
  ・嬉しい
  ・自分にとって 素晴らしい
としたら・・・・こんなに良い事は(生涯は)無い。
 労働は「悪・凶」、休息は「善・吉」・・・・この型に嵌ったまま、生涯を生きるとしたら、それこそ凶・・・・じゃんな。
 などと思ったりする。
 もう何十年も前の事となる。
 中国で文化大革命の嵐が、猛烈な勢いで吹き荒れたとき。
 残念ながら、作者も、題名も、出版社も忘れ・・・・内容も薄れた記憶でしか無いが、
  ・シェル石油 役員
  ・英国人
  ・女性
が、理由なく捕らえられ投獄された。
 後年、何十年か後、釈放されてから思いを手記にした。
 その中の一節。
  「人間 どんなに絶望的な状況でも 楽しみを見つける 能力がある」
 投獄、夏場、蒸す、虫類生えまわる、真っ暗、水・食べ物超微量・・・・絶望、狂い、死・・・・懸命に戦う。
 彼女・・・・生えまわる虫の動きに、喜びを見出したと言う。
 日々の喜びになったと言う。
 自らで命を絶つ事は、何処にも無い。
 今までに、最も刺激を受けた一冊である。
 今頃、何故、急に、思い出したのだろう・・・・。
 つづく。



 自由に良質の水が飲める これだけで十分 と 言う 感じ方