勝俣部長の「ため息」1084・・・・毎年 この 季節になると

12月3日 火曜日

                                                  
                                                         (「皇居」前付近)



手遅れになって 健康を知る
最高 の 芳香剤


 勝俣部長、・・・・普段、特別の事でも無い限り、「香り・匂い」に関して気にしないし、気にならない。
 ところが、概ね二つの要因で年に2回、自然体で香りを意識する事となる。
 一つは「金木犀」が咲く頃である。
 その「よい香り」で嬉しくなり、何か得した気分になる。
 まさに自然の「恵み」である。
 沈丁花も甚だ良い香りを放つが、木犀と比較したら、勝俣部長の嗅覚ランキングでは、遥かに及ばない。
 このように、世の中には様々な「放香現象(コンナ コトバ ガ アル ノダロ ウカ)」がある。
 その中で勝俣部長が、ダントツデ一押しする「香り物」がある。
 「リンゴ」だ。
 心を揺さぶられるほど、「良い香り」を放つ。
 リンゴは、最大にして最高・最良の芳香剤だ。
 ただこのリンゴ芳香剤は、ゴミ箱の横に置いたり、トイレに置けばいい、・・・・そういった類のモノでは無い。
 本筋は、あくまでも「食べるモノ」である。
 ではあるが、
  ・長野の知人より リンゴが1箱届いた
  ・不在通知を見て 郵便局に引き取りに行った 
  ・車の トランクに積んだ
  ・そのままトランクに 放置しなければならない事態が生じた
  ・リンゴの事は すっかり忘れてしまった
 そんな状況が起きた場合(つい先ごろの私がそう)、・・・・すっかり忘れた勝俣部長、・・・・いつもの通り車で仕事に向う。
 朝方、車に入りエンジンを掛けようとした瞬間、・・・・それこそ「心を揺さぶられる」ほどの良い香りに、目覚めるのである。
 そして送り主に、リンゴの香りを通して、厚く御礼の気持ちを持つのである。
 毎年毎年・・・・車の中に一瞬漂う、比類無き「芳しい香り」に感動する。
 こんな素晴らしい贈物があるだろうか・・・・
 味以上に「香りが楽しめる」モノは、リンゴを置いて外には無い。
 深い秋を感じる事は、深いリンゴの香りを感じる事である。
 つづく。


 色着き飲料 味付き飲料と違って 水だけが リンゴの香りを 一切邪魔しない