勝俣部長の「ため息」943・・・・顔を背け たくなる 話し

7月5日 金曜日

                              



手遅れになって 健康を知る
独居老人 対策


 勝俣部長、・・・・本年4月の誕生日で70才になった。
 一人暮らし。
 世間的常識の区訳で言うと、完全なる独居老人である。
 一人生活の老人の場合、まあ、若くてもそうだが、最も厄介なのは、病気になった時であろう。
 この病気と言うか、体調が崩れたとき、「老若の差」が歴然と表面化する。
 若ければ、友を呼ぶなり、大声を出すなり、また体の基礎的状態からして、大概は何とかなる。
 ところが「」の場合は、下手をすると、そのまま黙って事切れる可能性が大だ。
 これから更に高齢化が進むようだから、「黙って事切れ人」も、更に増えると思う。
 そのまま10日や20日間、発見されない、・・・・。
 亡くなった本人はどうも無いが、回りが迷惑する。
 そこで、まあ、顔を背けたくなる提案であるが、・・・・。
 近頃は技術の進歩で、犬の何十倍か、何百倍かの「匂いセンサー」があると聞く。
 希望者には、このセンサーを、事切れるならこの場所と、思える部屋にセットして貰う。
  ・感度(1)タイプは 死後5日型
  ・感度(2)タイプは 死後3日型
などと、金額により選べる。
 勝俣部長なら、感度のいい方を、直ちに、そう、3個ほどお願いする。
 こうしておけば、死後1カ月とか、1年後に発見などと言う、非人間的な臨終は、幾分かは避けられる。
 高齢化社会とは、匂いセンサーが、あちこちで、激しく鳴りだす風景だ、・・・・ある面そうにしても、こんな嫌な社会はねええか、・・・・あああ・・・・あ。
 つづく。


 とにかく 水を飲もうぜ